静かな夜に
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龍泣川の伝説 26

素人が書いた妄想小説です
嵐のにのあい 非リアル設定です
BLチョロッとだけ 


💚

かずの気持ちを聞かせてほしいのに、
かずは目をキョロキョロしたり
もぞもぞ身体を動かしたりと忙しなくて、
なかなか言ってくれない…。
…でも本当はその反応がもう答えだって
わかってる。
かずは嫌なことはハッキリとイヤだって
言う奴だから…
でも、ここはさ…
キチンとかずの口から気持ちを聞きたいんだよ…

「…かず…」
返事を促すため、もう一度名前を呼んだら
唇を尖らせながら
「…こんな所でさ…」
「うん…?」
「……こんな、病室とかじゃなくてさ、
もっと…ほらっ!色々あるじゃんっ!」
いっぱいいっぱいなんだろうなってことは
わかるけど出てきた言葉がそれ?
この期に及んでなにを言ってんだよっ。
それに2人きりで雰囲気なんて作っちゃったら
お前余計に逃げそうじゃんっ!
「…2人きりで俺の部屋だったらいいの?」
なんて、試しに言ってみたら案の定
耳まで真っ赤にしてさ…。

「そっ…それに櫻井さんと松本さんも
いるんだよ?……
せっかく2人と仲良くなったんだろ?
俺のこと好きなんていったら……」
そう言ってかずは2人を見る

お前はまだ周りの目とかが気になるの?
俺が男のお前を好きだなんて言ったら、
2人に変に思われるって?
そんなわけないじゃん、だって2人は…

「…和也くんは男同士はあり得ないと思うの?」
翔ちゃんが少し悲しそうにかずに聞く…
「違うっ!違うよっ!そういう人達がいるのは
知ってるし、全然良いと思うっ!
…ただ俺の周りにいないから…
実感がないというか…俺だって…本当は……」
そう俯いたかずに
「かず…この2人…翔ちゃんと松潤は…
恋人同士なんだよ」
と、俺が言うと
「「えっ!」」
と、俺が言った言葉にかずだけじゃなく、
翔ちゃんまでもが反応した。
かずは2人を見比べながら事情を
飲み込んでいるみたいだけど、
翔ちゃんのほうはなんでわかったの?
なんて騒いでる…。

「翔さん…本当…気づいてなかったんだ…
旅館にお世話になる初日…お風呂で…
そういうことしたじゃん…
誰が来るかわかんないのに、
我慢出来ないって…。あの時上がったら
バスタオルが散乱してたでしょ?」
そういうと松潤は俺をチラッと見た
「それに相葉くんも、次の日やたらと俺らのこと
見てくるのに、目が合うと少し赤くなって
逸らすしさ…」
「えっ!えっ!」
なんて翔ちゃんは慌ててる
俺も、冷静を装って接してたハズなのに、
松潤にはバレててちょっと恥ずかしい…。

そんな慌てた翔ちゃんを放置し、
松潤はかずに話しかけた。
「…まぁ今の内容は置いといて…
和也くんは、相葉くんのこと…そういう意味で
好きじゃないの?」
そう聞くと、かずもやっと顔をあげ
ゆっくりと俺の方を見た
「思ってることは伝えた方がいいと思うよ。
…それでなくても目の前で、もう会えないかも
しれないという絶望感を味わったでしょ?」
松潤が厳しめに…それでいてナイスな
アシストをしてくれた。

かずも、やっとその口を開いた

「…俺も…俺も…まぁくんの事が好きだよ…」


幼馴染みが恋人になった瞬間だった








龍泣川の伝説 25

素人が書いた妄想小説です

嵐のにのあい 非リアル設定です

BLチョロッとだけ 



💚


「お前わかってないだろっ?

…俺はかずの事がただの幼馴染みじゃなくて、

特別に好きだって言ってんのっ!

ラブだよっ!ラブっ!」


意を決してかずに告白をしたというのに、

当の本人はイマイチわかってないのか、

キョトンとしてた。

だからもう一度、説明したんだけど、

どうにも締まらない…。

ただの幼馴染みとして好きなんじゃなくて、

特別に好きなんだよとわかってもらう為に

『ラブ』のほうの好きだよって

付け加えたんだけど、

なんだかせっかくの告白が軽くなっちゃった。

かずも少し笑っちゃってるし…


…でも…

少しでもかずが笑ってくれて良かった…


この病室に入ってきた時、かずは本当に

死にそうなくらいの顔色してた…。

きっとまた、昔みたいにこの事故のことを

自分のせいだと思って責めてるんだろうなって

思ったから、翔ちゃん達にお願いしたんだ。

かずを連れてきてって。


案の定、かずのせいじゃないって言ってるのに

あの場を飛び出していったから、

こんなことになったんだって自分を責めてた。


…だけどさ、それはかずがそう思ってしまうほど

俺が翔ちゃんと仲良くしてたからでしょ?

俺にはかずのその態度が…

翔ちゃんに嫉妬してたって事実が嬉しかったよ。


だけど…気づいてなかったとはいえ、

かずをそんな気持ちにさせちゃってたことに、

へこむ…。


「…ごめん…かずの気持ちに気づいてなくて…」

自分が情けなく感じる…。

だからずっと天気も良くなかったんだ…。



でもさ…でもっ


かずだって、俺の気持ち、

気づいてなかったじゃんっ!


転校生とカップルに仕立てられた時も、

特になにを言ってくるわけじゃなかったし…。

でも連日天気は悪かったしさ…。

なにも言ってくれないから、かずの態度で

反応を見るしかなった…。

キチンと断ったって言ったら、顔は嬉しそうだし、

雨は上がるし、もしかして…とも思うけど、

お前のその気持ちは、俺と同じ好きの気持ち

なのかなんて、どうしても

わかんなかったんだよ…


もし、違ってたら…

よくある

『親友に初めて彼女

(俺はそう思ってないけど)が出来て、

最初はなんとなくモヤモヤしてる』

程度の気持ちなのに、俺の気持ちを伝えて

拒否されたら…と思うとどうしても決め手に

欠ける…。

なにより俺達『男同士』の幼馴染みだからさ…。


だけど、翔ちゃんと松潤が来て

やっぱりかずと恋人同士になりたくて。

かずもこの2人の関係に気づいたら、

俺のことも受け入れやすくなってくれるかなぁっ

て思ってたのにこんなことになっちゃって…

結局かずに大事なことは伝えられてなかった…。


言わなきゃと思うのに、改めて…となると

やっぱり勇気が出なくて、

咄嗟に翔ちゃんと松潤をみたら、

力強く頷いてくれるからさ…

やっと思ってたことが言えたよ…。




「…で、かずはどうなの?」



ねぇ、かずの気持ち、聞かせてよ…。





龍泣川の伝説 24

素人が書いた妄想小説です
嵐のにのあい 非リアル設定です
BLチョロッとだけ 

💛

俺だって、まぁくんに会いに来たかったよ…
もしかしたら、このまままぁくんと、
二度と会えなくなるかもと、
心臓が止まるくらいの経験したんだ…
ちゃんと息して動いているまぁくんを見て
安心したかった…

…だけどいまこうなっているのは
俺のせいだから……
言葉が出なくて俯いてしまう…
すると
「……かずのせいじゃないから……」
まぁくんの言葉が頭の上から降り注ぐ。
思わず顔を上げると、もう一度ハッキリとした
口調で俺のせいじゃないという…
「そっそんなわけないじゃんっ!
…俺のせいで…こんな…」
目の前のベッドの上で点滴やチューブが
繋がっている痛々しいまぁくんを見て、
余計に辛くなる…
「…俺が…ガキっぽい態度とって…
あの場から飛び出したから……だから…」
どんどんと居た堪れなくなってくる…
「うん…だから…かずがあの場を飛び出して
しまうほどのことを…
俺が気づかないうちにしてたからだよね…?」

俺があそこを飛び出したのは、まぁくんが
あまりにも翔ちゃん翔ちゃん言っているのを
みたくなかったから…
…本当どんだけ嫉妬深いのよ…俺…
まぁくんのことに関しては特に…

「…ごめん…かずの気持ちに気づいてなくて…」
まぁくんが申し訳なさそうに言う…

違う…違うんだよ…
まぁくんとしては信頼出来るお兄さん的な人に
懐いていただけ…
俺がそれを勝手に嫉妬してた…
俺の大好きなまぁくんが他の人と
仲良くしてるのが気にいらなかった…。
まぁくんが謝るようなことなんて一切ない…

「…でも…」
まぁくんが口を開いた
「…でも…かずだって…俺の気持ち…
気づいてなかっただろ…?」
そういうまぁくんはさっきよりも
少し緊張したような表情をしてた
「…まぁくんの…気持ち……?」

わけが分からなくてまぁくんの顔を見つめる…
あぁ、そうだ…
まぁくんが土砂に巻き込まれる寸前、
俺に手を差し出しながら伝えたい事があると
言っていた。
もしかしてそれのことかな…。

まぁくんはなにかを言いそうなのに、
なかなか口を開かない…
俺の後ろにいた櫻井さんと松本さんに
助けを求めるように見上げる
すると2人はまるでまぁくんを励ますかのように
大きく頷いた

なに?2人とも関係があるの?
俺一人が何のことか分からず、
その3人のやりとりを見ていた

すると、さっきよりは覚悟の決まったような
顔をして
「…俺…かずの事が好きだよ…。
もうずっと前から…」
と言いながら俺の手を取った。

いつになく真剣な表情…
いつもニコニコしているまぁくんの
そんな真剣な表情はなかなか見たことがない。
一気に体温が上がる感じがする

…でもきっとこれは俺が今回の事を
気にしないようにとか、そういう意味で
言ってくれてるんでしょう?
幼馴染みとして、好きだよって…。
それはこれからも変わらないよって。

だってまぁくんは優しいから……


「言っとくけど…ただの幼馴染みとしての
好きじゃないからな?
『特別な好き』だから…」

…さすがはもう何年も一緒にいる幼馴染み…。
俺が頭の中で思った事に言葉を返してくれる。
…けれどそれでいうとわからない事がある

『特別な好き』ってなに?
誰が誰を?

たぶんきっと自分にとって、
信じられないくらいの奇跡が起きてるのに、
頭が処理しきれてないみたい…

「…まぁ…く…ん…?」
「お前わかってないだろっ?
…俺はかずの事がただの幼馴染みじゃなくて、
特別に好きだって言ってんのっ!
ラブだよっ!ラブっ!」
…って、もう一度説明してくれたけど…

何なのその説明…?


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