私は

明鏡くんが好き

 

『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』

著:サンキュー タツオ

 

 

学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫)

 

白は200色。

国語辞典はさていくつ。

 

ちょっとした違いぐらいなものかと思ったら、しっかり違う国語辞典。こんなに言葉の葉が多様なら安易に使い方で揚げ足取ってるヒト見ると恥ずかしくなるね。ほんと黙ってるほうが吉だわ。余計なこと言わないほうが言い。

 

今では当たり前の「あいうえお順」

確かに昔なら「いろは順」のほうがしっくりくる。だけど音でことばを整理する決断をした大槻文彦さんは本当にすごい。大河ドラマかNHK朝の連ドラにしてほしい人物だと私も思う。

 

この本を読んで

頭の隅にモヤがかかったことがふたつ

あ、この本についてではなく、日本語で

 

一つは謙譲語

いつも謙譲語を思い出す時に外郎売も同時に思い出すのだが、外郎売の最初は拙者で始まる。そして謙譲語一覧を確認してもどれもこれも堅物そうな武士が言いそうで。

さすがに古すぎる気がするのだ。

そもそも謙る必要はあるのだろうか。

尊敬や丁寧は良いと思うが、わざわざ自分を下げる必要はないのになと考えてしまう。

 

それに続いてもう一つ、さん付け

自社社員を社外で呼ぶ際は名字呼び捨ての文化が毎回毎回腑に落ちない。身内扱いだからって「さん」を付けなくて良いって、いやいや、これだけ転職ウェーイで流動的なのに「内」「外」って文化どうよ。役職無い方は全員さん付けで良いんじゃないか。呼び捨ては恋人や家族、友人などの本当の意味で「内」な人たちだけで。だって社会に出れば全て「外」なんだから。無礼講なんて無いんだから。

きっと昔、会社は家族同然だったのかな。

でも現代は家族(会社)が家族(社員)を過労死させたり、精神的に追い詰めて鬱にしたり。

 

それって家族じゃないよね。