好きな役者さんが一人増えると

世界は勝手に広がるね

 

『ナックルガール』(2023年、日本・韓国)

 

韓国WEB漫画原作。

あらすじは

ボクサーのお姉ちゃんが妹を怪しい組織に誘拐されたので仲間に助けてもらいながら救いに行くよってストーリー。

 

わ!シンプルだね!

怪しい組織で格闘技大会するんですが、そうだね、漫画だねって感じでストーリー自体の感想は特に無いです。

 

普段の私なら鑑賞の選択肢には入らない映画ですが、ちょっと前に前田公輝さんという役者さんに興味を持ちまして、過去作観ようかなと思ったタイミングでAmazon primeで公開されて勢いで観た流れです。

 

ストーリーは、、まぁ、ですが、映画としてはしっかり出来上がっていますし、役者さんも良いので観る前は「これはちょっと内容薄そうだし、好きな役者さんのとこだけ観るかな。」だったのが、鑑賞後は「思ったより良かった。早送り無しで観れた。」になりました。

 

で、何が良いかと言いますと

アクションシーンがちゃんと痛そうって事

 

アクションシーンで萎えるのは、攻撃と攻撃の合間に空気の膜みたいなのを感じる時(タイミングとかかな)で、攻撃が当たってないように見える事があること。また、タイミングは合っていても攻撃が軽く見えて、全然痛みが伝わらないこと。

 

それがこの映画無いです。

もちろんアクション映画観る方にとっては全然まだまだって思う人もいるかも知れませんが、私みたいなアクションそれほど人間にとっては十分でした。

 

前田公輝さんが三吉彩花さんに石を投げるシーンは、絶対当たったら痛い石に見えたのでとっても満足。

 

こちらの映画は監督が韓国のチャンさんで、最近話題のNetflixシリーズ『忍びの家 House of Ninjas』の監督はアメリカのデイヴ・ボイルさん。

 

日本人監督が撮影する日本映画より、海外の監督が撮影する日本映画に惹かれてしまうのはなぜでしょうか。ただ珍しいからだけではきっと無い。

 

思うに

海外の監督は消費者が求めているタイミングで求めている音や画をしっかり与えてくれる。それが観ていて心地よく、最後も一定の満足感がある。

 

芸術か娯楽か。

 

どちらにせよ、

振り切ってほしい。

 

日本映画、

芸術っぽいのと問題提起

もうお腹いっぱいなのね〜ん。

 

 

●ナックルガールと一緒に戦ってくれる助っ人二人が笑っちゃうほど強くていい。分析タイプの助っ人が弱々しいタイプで足手まといな古風な感じではなく、驚くほど敵をボロクソにしていくので不要なシーンが無い。大体、助っ人はヘマするのに、この映画は助っ人全員有能過ぎる。