海外の人が書く本が好きだ

海外の普通の人のエッセイ

特別でもなんでもない人の物語

 

 

そんな本を読んでいると

カウンセリングやセラピーなどの話題がふらっと出てくる

特別でもなく、ありふれた会話の中で

 

日本でセラピーやカウンセリング等を受けていると話せば、大変な状況の人という認識になってしまい人が離れていくだろう

でも、

海外では自分ひとりで解決出来るわけないじゃない、解決出来てたら困ってないわよ的な感覚に思える

 

もちろん、全てがラフではないだろう

隠したい事もあるし、言わないこともある

でも確実に日本よりセラピーやカウンセリングに助けを求めるハードルは低い

 

そんな本

『GROUP! 心がぐちゃぐちゃな私を救ったグループセラピーの記録』

著:クリスティ・テート

 

彼女は外側からだけ見れば完璧だった

経歴も職歴もそれに見合う努力もたっぷり

でも、彼女はぐちゃぐちゃだった

 

何が?

ぐちゃぐちゃなの?

 

えっと、、、彼氏に振り向いてほしくて

うつ状態で体重が増え髭を剃らず何時間もパソコンの前に座りゲームばかりしていてた彼氏の何日もシャワーも浴びていない○ン○ンを、自分の吐き気を気づかないふりして○○○る

 

はい、もう絶望。読んだだけで吐き気がINする

これね、彼氏に強要されたとかなら「そんな奴捨てちまいなぁ!」って言えるけど、彼女自発的にやってるのよ。自分で自分を汚している。で、彼もそんな事望んでないの気づいているの。

 

例えば、居酒屋でこんな話を友だちにされたと考える

絶句、そして「別れなよ」の一択しかない

 

まあ、まず友達に言えないけど。こんな話。

で、別れたところで彼女自身の問題をクリアしないと次も同じ状況になってしまうかもしれない。

 

友達や家族が入れない問題に

一人で立ち向かえるわけないよね。

 

それをグループで吐き出す。みーんな他人でみーんな自分に困ってる。元々は知らない人たち。友達や家族なら吐き出した後の影響を考えてしまうけど、そこはグループ。受け止める。怒りも迷いも。そして受け入れ、許す。

 

答えなんて結果。

結果は先に進まなきゃ見えない。

 

だから必要なのは答えじゃなくて、。進むこと。

綺麗なままで人生を止めるじゃなく。ぐちゃぐちゃの私で進むこと。

 

セラピー受けて何が悪いの?

カウンセリング受けて迷惑かけてる?

って、日本で言える日々がそろそろきても良いと思うよ。

 

 

●ご一読後、よろしければ一緒に叫びましょう。「アレックス、お前なんだったんだよ!隠し味に愛入れたんじゃないのかよ!結果、無味じゃねえか!」って。