フッ化物洗口は、「永久歯のむし歯予防」を目的に、フッ化ナトリウムを含む溶液を1分間ぶくぶくうがいをして吐き出す方法です。

小中学校で集団として行う場合、週1回法では0.2%フッ化ナトリウム溶液(900ppm)を10ml用います。
濃度は毎日使用する歯磨き剤と同じくらいです。

飲み込まないかしら、、と心配な方も、
しっかりお水で「ぶくぶくうがい」と吐き出しの練習をし、上手にできることを確認してから洗口液に切り替えて行います。

間違って飲み込んでも安全な量に調整されています。
(体重30キロの学童で17人分以上を一度に飲み込まない限り安全です。)

フッ化物洗口のむし歯予防効果は、、
約60~80%!といわれています。

生えたての永久歯は柔らかく弱いため、第一大臼歯(6歳臼歯)の萌出時期に合わせた開始、乳歯から永久歯に生え変わる学童の時期にフッ化物洗口の継続は有効だと思います。

定期的に歯科医院でフッ化物歯面塗布を行っている人でもフッ化物洗口を併用できます。

埼玉県では、学校で7年間以上洗口を実施している4市町で、むし歯の罹患が洗口開始前に比べて53 ~61%減少し、いずれの市町においても洗口を実施していない市町村に比べて、2008 年度から 2016 年度にかけて大きなむし歯の減少を示したそうです。

しかし、フッ化物も汚れが沢山残っている歯には中々効果がでませんので、毎日の歯みがきはしっかり行いましょう✨

フッ素の害などの記事も目にする機会も多く、安全な量を使用しているといえしっかりご自身で考えて行う必要はあると思います☺️
質問や気になる事などは是非歯科医院でご相談ください🌿