口の機能発達と歯ならびの形成にとても重要な
「呼吸」と「姿勢」。

「食べる姿勢」は、単に行儀の良し悪しではなく、食べやすさや飲み込みやすさ、口の発達や歯ならびに大きな影響を与えます。
正しい姿勢で食べているかのチェックポイントは7つです。

①あごは上がっていませんか?

→飲み込む時にあごが上がっていると食べ物が気管に入りやすかったり(誤嚥)、飲み込みにくくなったりします。


②机の高さは合っていますか?
→ひじが90°に曲がるくらいがちょうどいい高さです。食べることは手と目と口の協調運動です。
高さが合っていないと、手を動かしにくい、料理がよく見えないことがあります。

③背もたれに寄りかかっていませんか?
④背筋が伸びていますか?
→猫背や体が傾いていると、口がうまく動かせません。クッションを、下に敷いたり、背中に当てたり調整する方法もあります。

⑤椅子の高さは体に合っていますか?
⑥ひざの角度は90°くらいになっていますか?
⑦足の裏全体が床についていますか?
→足がしっかり地面についていないと、うまく口が動かせず、飲み込みもうまくできません。
足元に台を置いて調整する方法もあります。

正しい姿勢で食べていると、よく噛める様になり、食事も美味しく感じることができます。


美味しく食べ、

口の機能の発達を促し、きれいな歯ならびをつくる為に食べる姿を確認してみてください。


また、大人も自分自身の食べる姿勢を意識する事で、噛む・飲み込む機能低下の予防にもなります。

ご家族で、お互いに食べる姿勢をチェックしてみるのも楽しい時間になると思います。