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（アマゾン物流センター）
アマゾンが、欧州連合（ＥＵ）のデータ保護当局から「一般データ保護規則（ＧＤＰＲ）」に
違反したとして７億４６００万ユーロ（約９７０億円）の制裁金を科されています。
ＧＤＰＲ違反の制裁金としては過去最大規模。
制裁金は７月１６日に科されたもので、アマゾンが開示した決算報告書でわかりました。
ＧＤＰＲは施行から約３年経つが、２０１９年には米グーグルに対して５０００万ユーロの
制裁金が科されています。
データ保護当局によれば、アマゾンは個人データの処理がＧＤＰＲの基準を満たしておらず、
アマゾン側も商慣習を変更するよう指示を受けたことを認識しているといいます。
アマゾンは、当局の判断について根拠のないものだとの見方を示し、争う姿勢を
示しています。
今回の制裁金はルクセンブルクの当局によって科されました。
ルクセンブルクにはアマゾンの欧州本部があります。
今回の制裁金は、欧州の規制当局がＩＴ大手に標的を定めていることを示す最新の事例。
欧州や英国の当局者は、競争の阻害や消費者のプライバシーの悪用といった
申し立てを行うなか、アマゾン、アップル、フェイスブック、グーグルといった企業の
商習慣に対しても綿密な調査を行うことが増えています。