詩青い階段はなくなった太陽に照らされて白いワイシャツの男の背中の心臓を透かしている>ここではない音が蝸牛を軋らせ粘膜質の大触覚の憂鬱>絞り出した男の体液を中指で掬い乾いた唇に塗ってみる塩レモンは投下前のあなたをほんの少しだけ匂う人間の気配が今日も抜殻の乳房に流れる宝石ほどの死がある