辛くながーいつわりが終わり、残りの妊婦生活をどう過ごそうかとウキウキしていた時、それは突然の宣告でした。
前回の妊婦検診の時
「赤ちゃん小さめだから、超音波外来で来てくれてる先生にちょっと見てもらおう!」
たしかにそう言われました。
検診当日(6月25日)、通常の妊婦検診はささっと終わり、小一時間くらいあとに、いざ超音波外来の先生の診察へ。
とっても優しそうで穏やかな感じの先生。
しじみのこと、エコーでじっくりじっくり見て、私に言いました。
「お子さんは口唇口蓋裂という疾患を持っています。でも今はとてもきれいに治せます。念のためにまた一か月後、診させていただけますか?」
私…もうパニックです。
口唇口蓋裂…聞いたことはあった。
でも実際に見たことはない。
しじみはいったいどんな顔で産まれてくるのか。
帰り道、パパに電話しながら、泣きました。
家に帰ってからも、涙がとまりませんでした。
「なんでしじみが障害を持って産まれなくちゃいけないの?」
「なにがいけなかったの?」
意味はないとわかっていながらも、自分を責め続けました。
そんな中、一通のメールが、私をさらにどん底へ落とし入れました。
それは友達からの出産報告メール。
その友達は、私と同じ病院で同じ先生が担当でした。
しじみが口唇口蓋裂と診断を受けた時、同じ病院で産まれていました。
写真付きで、喜びにあふれたメール。
「しじみが産まれても、私は写真付きのメールは送れないのかな。」
その友達が悪いわけではありません。
だけど素直に「おめでとう」とメールを返せない私。
悔しくて、悲しくて、そこから3日間、泣き続けました。。。