昨日書いた

 

・動物の森の人たちと5感の話

 

が結構色々Twitterとかコメント欄でも「私耳タイプ! 」とか反響があって嬉しくて、機会を見てもうちょっと踏み込んで書いていきたいと思います。

 

今日は目のタイプについて

 

目のタイプの人、つまり視覚偏重型の人って、いわゆる「眼力が強い」とか、そういう目がギョロッとしていて強いというわけではないのです。

 

僕が扱う「5感の感覚」って、もっと「人を動物として見たとき」の感覚に近いです。たとえば野生に住むウサギって、「自分たちの命を脅かす音や振動」を聞き分けたときに、安全な穴に入って気配を消すわけでしょう? その名残りが「聴覚」という感覚に強い生存のための能力が残っている人って、「自分を脅かす不快音や場の雰囲気」に対してすごく敏感になります。

 

たとえば僕が以前個人鑑定をしていたときに、たまたまその時借りていた物件がちょっと壁が薄かったんですね。そしたら、聴覚の感覚が発達していた人がさっきまでリラックスして話していたのが、隣の住人が帰ってきて、ドアの音が「バタン」と聞こえて、そして水道を「ジャー」と流す生活音が聞こえた瞬間にもうさっきのリラックスした表情が消えて、表情が少し硬直したりするのです。そういうときは「ちょっとおかし食べましょう」と言って、意識をその「隣人の音」からそらしてもらったりしました。

 

■ 視覚偏重型の人の特徴

 

では、今回はその中でも目のタイプ、つまり視覚偏重型の人なのですが、この人たちのことを僕は「原始人感覚を特に強く残した人たち」だと思っています。

 

いくつか特徴を書くと

 

① 驚いた時、思わず出る言葉が「うわぁ。。。」

 

② インスタなど、人の顔を映すというよりかは風景や食べ物の写真を強く残す。綺麗なものを残したい

 

③ 性欲、他人を蹴落としてまで這い上がろうとするような、人が持つ激しく、生々しい感覚が苦手

 

④ リラックスできる場所が少ないため、「自分をスピードに乗せて」、色々なタスクを抱え込むことによって、無理やり疲労を作ってリラックスしようとする

 

⑤ 目にしたものを「写真機で撮るか」のように、映像記録として脳内に残りやすい。だから、自分にとって苦手なもの、不快なものを見たものが強く記憶に残るため、苦手なものに遭遇した場所に行くだけで震えがきたりする

 

⑥ 自分が共鳴したデザインとかブランド以外持ちたくない。脳内に「これは良いものだ」と映像とか肌の記憶として残ったものを固執して使い続ける

 

⑦ 不快な経験をした後の切り替えが難しいため、「景色」を変えるために生涯で行く旅の回数がかなり多くなる

 

⑧ 自分の感覚を麻痺させるために、からいもの、アルコール、またはヨガなど、「一体化」できるものとの時間を持つことがリラックス。今の自分の生身の感覚をOFFにしてもらえるから

 

⑨ 外見的な特徴はそんなにわかりやすいものはないが、年齢よりも若く見られる人が多い。これは本人の「自己イメージ」が幼少期の映像感覚のまま止まっていることが多いためだと推測される

 

⑩ 初対面の人と会ったときは一歩引いて、バレないようにすごく観察しているふしがある

 

という感じなのです。

 

この視覚偏重タイプの、なんといっても最大の特徴が

 

⑤ 目にしたものを「写真機で撮るか」のように、映像記録として脳内に残りやすい。だから、自分にとって苦手なもの、不快なものを見たものが強く記憶に残るため、苦手なものに遭遇した場所に行くだけで震えがきたりする

 

なんですね。

 

とにかく、良いものも、悪いものも、すごく記憶というか、脳内に映像再生機みたいなものがあって、そこに強く残る。だから、切り替えが「今日も疲れたー。おやすみー」ということで消去することができないのです。ですから、辛いものとか、アルコールとか、ヨガとか、瞑想とか、そういうことをやって一回「違う感覚と一体化して」から、生々しく残る自分の感覚を消去し、切り替える。

 

視覚偏重タイプは人の顔色の変化に敏感です。でも、あくまで視覚情報として確かめるから、聴覚タイプのように「あ、今ここの重力が変わった」というような、空間認知としてするわけではないのです。聴覚偏重タイプは、誰かがさっきまで笑っていたのに、段々と気分が落ちて沈みこんでいくとか、そういう情報を「空間重力の変化」として感じ取ります。

 

だから、視覚偏重型タイプのインスタって、「綺麗なものは綺麗なもの」として、博物館に記録するかのような感じで、ちょっと無人感があるんですね。

 

不快な経験や体験をかなり消去できないため、旅に出て「強制的に脳内の風景を切り替える」のは本当によくやります。

 

視覚偏重型の人はマイホームを購入しない方が良いぐらい、居場所を変えたり、自由であることを尊ぶので、旅の人生みたいな感じにしておいた方が良いです。

 

あと、①にあるように、驚いた時の口癖が静かに、ぼそっと「うわぁ。。。」と言います。「うわー!」とオーバーリアクションの時は周りにいる人に合わせているだけ。

 

動物で言うとカバとかサイかなぁ。視力が決して良さそうじゃないけど、自分の縄張りに異物が入るとそれを自分の世界(映像)から消そうと執拗に追いかけてくる様とか。