牡牛座の人って、好きになったものに対して、必ず物理的に「距離が近くなる」傾向があります。

 

なので大好きな食べ物や動物の写真をSNSに載せるときには、鼻を近づけて「スーハー」するような距離で撮ってしまいます。

 

とにかく大好きなものを連続して載せ続けたり、接写し続けたりすることが多いのです。

 

好きなものだけ載せる、好きなことを言い続ける。そして、たまにすごい毒舌や極端に過激なことを言うので(=ちょっともう人間のことは信じられなくなりました…とか)、「みんなに見せる」という意味であんまりバランスがとれていない面もあります。

 

(『しいたけ占い~12星座の蜜と毒~』p.50)

 

牡牛座ってすごく不思議な人たちが多いのですが、なんかこう、「ほらよ」ってあえて乱暴な形ですごくその人が喜ぶプレゼントを渡してくれるようなイメージがあります。よく少女漫画に出てくるような、主人公が想いを寄せる「クールな先輩」で、その主人公が喜ぶようなものを誕生日に「ほら、これ欲しかったんだろ」って言って、普段は見向きもしないのに「ポーン」とあげちゃうような性質が強いです。

 

「見てないようで、きちんと見ている」

 

なぜか、牡牛座ってそういう「よく愛する人や愛するものを見ている」ところとか、誠実なところをなぜか隠す傾向があります。恥ずかしいからだと思います。

 

それともうひとつ、牡牛座は好きなものに距離的に、何年かかったとしても「急接近」するところまでいきます。でも、本当に好きなものに対しては「ファン」でいたいから、適度な距離を保つことにも気をつけるのです。

 

自分が好きになったものに対して、邪魔したくない。

 

だから影から応援し続けたい。たまにその人が好きな食べ物とかを自宅に投げ込みたい。

 

そういう奥ゆかしさが本当にあるのです。

 

だから、牡牛座が持っている「やさしさ」って、気づかない人は気づかないと思います。

 

「あの人変な人」ぐらいの評価になってしまうから。

 

ただ、牡牛座が「人と仲良くなりたい」と思ったら、「苦手」と思われることも承知で「子どもっぽさ」を前に出していってしまった方が良いと思います。

 

「一緒に、子どものような存在にもう一度戻って、全力で人生を遊ぶこと」

 

それができる人と友人でも、知人でも、そして恋人でも、ずっと一緒にいる人だから。

 

それがこの本の中で牡牛座にお伝えしたかった言葉です。

 

愛せるかどうかを不安に思ってしまっているときは、距離を近づけ過ぎて、愛する対象のために「なんでもやってあげなきゃ」と思い過ぎてしまっています。

 

牡牛座にも楽観的なところは必要。「ま、なんとかなるだろう。全部を好きになることはないし、私は私で他人に対して苦手と思うところはある。お互いに苦手な部分はあっても良い」

 

と思ってください。

 

それでは牡牛座はこれで。次回1月24日(水)は双子座を更新します。よろしくお願いします。