まず射手座の「疲れ」って独特なのです。

 

多分、射手座が「疲れ」をその身に認識したときは「自動的にスイッチが切れている状態」になります。それまであんまり「疲れた」とは言わないし、疲れ自体をあんまり認識しません。

 

あなたは言い換えればアドレナリンの人なので、面白いときは「面白れぇぇぇ」と言ってアドレナリンが出ているし、辛いときは「わーーーー、すっごい辛い。負けないけど」と逆にアドレナリンが出て、それが尽きると「ぱたっ」とスイッチが切れた自分に戻っていきます。

 

そして、「疲れ」というものに対しても独特の対処策を取って、たとえば

 

「マラソン大会で走っていて、疲れが出てきた。だったらダラダラとこの疲れて悲しい気持ちで走り続けるよりも、さっさともう一回気合いを入れてゴールまで走り切っちゃった方が良い」

 

という考え方をするのです。変でしょう(笑)

 

そういうように、射手座の人に多いのが、普通の人なら疲れたときに「疲れたー」と休もうとするのですが、「予備バッテリーに移ってからもすげー気合い入れて頑張り続ける」ができる。「疲れなんて想定内なんだから、疲れてからが勝負でしょ。最後までやりきるよ」ってやります。

 

多分その心理って「疲れ」って言い換えれば「限界」なわけだから、射手座の哲学って「限界は超えていくためにあるもの」なのです。だから、疲れがきたからってそこに甘んじる自分でいたくない。自分に対してドSな面もある。

 

そんな疲れを知らない射手座がどういうときに疲れを実感するかというと、これはもう確実にひとりになったときなんです。

 

「じゃあねー」ってタクシーや電車に乗ったり、駅を降りてひとりで家までの帰路に向かう途中にはじめて甲冑を脱いで「あー、疲れたかも」と言います。

 

そんなあなたが疲れた時に自分にかけてもらいたい言葉は

 

「思った通りにいってないかも知れないけど、これはこれであり」

 

です。

 

あなたも不安になったりします。自分が限界を超えようとしてやっていることに対して「こんなやり方で良いのかな」と、周りから浮いているような自分に対して不安になるのです。

 

だから、あなたが覚えて欲しい感覚って「絶対に結果を出す」だけじゃなくて「色々な過程を、経験値として身に着けよう」という意識です。

 

結果を求め過ぎると「これはよし」「これはダメ」という「良い」と「悪い」のジャッジが生まれてしまうのです。だから、自分が理想とする結果に向かう以外の道筋を「無意味」と決めつけ過ぎちゃう。

 

あなたが成熟する道って「力が入って得意なところ」と「力が入らなくて不得意なところ」が、自分もそうだし、他人にもあるとわかっていくところかも知れません。得意と不得意って助け合うためにあって、不得意な部分だけを見つけて「切り捨てよう」とする感覚だけに頼らないで。

 

「これはこれであり」

 

ってあなたにかなりの勇気を与えてくれる言葉になります。使ってみてください。