占いというものに関わる仕事をしていると面白いのが、星座ごとにもあると思うし、個人に関しももちろんあるのですが、「運勢の流れ」ってやっぱりどうしてもあると思います。

 

たとえばなんですけど、「何か良いことが怖くなるぐらいに続く」っていうことももちろんあるし、「なんかこの時期良かれと思ってやったことでも、反対の結果ばっかりでるな。どうしてこんなことになるんだろ。凹むなぁ」って思っちゃうことももちろん続いたりするのです。

 

まずはじめにお伝えしたいのが「物事には永遠はない」わけだから、良いことが続いても「あ、ラッキー。でもこのラッキーはあんまりあてにもしない自分でもいよう」と思って、悪いことが続いても「ま、こういうときもあるだろうな。長くて3週間以上は続かないだろうし、あんまり気にしないでおこう」と思う気持ちも大事です。

 

それで、毎週のしいたけ占いでも思うのですが、占いってなんかルーレットの赤と黒みたいに「赤が3回続いたから次は黒だろう」とか、やっぱりそういう確率論みたいな形ではとらえられないんですね。それこそ赤の展開が10回続くこともたまにはあります。

 

で、そういうある種の「確率の異常」が起こるときって、ものすごいチャンスだと思うのです。

 

「普段起きないはずのことが起こる」

 

って、恐い意味じゃなくて、たとえば恋愛面でさっきの「良かれと思ってやったのに、こんな結果か」ってそういう展開が続いたら、「あ、じゃあ今は恋愛に張る(←ギャンブル用語です)ときじゃないかもな。今は仕事だな。よし、一点集中で仕事をやってみよう」とか、そういう発想の展開が必要になります。


それはなんか、「本当に今は恋愛はダメなのか」と深刻に考えるのが目的なのではなく、何かの一面に目を向けて「私はツイてる」という考え方は運の世界では是非とも必要なのです。


上手くいっていない面だけを、一日中だけでなくて何日も考え続けちゃうと、なんていうか太陽が当たらない植物みたいになっちゃいます。だからそういうことを考えるときはどこか「ツイてる」を発見しなきゃいけない。

 

何かに対して悲しい気分が起こるときって、それはそこまで真剣に「なんとかしよう」とか「よくしよう」とか「プライドずたずたでも成長しよう」と思って取り組んできたことなんだから、結果だけに左右され過ぎてはいけない気がします。


結果の偏りなんて、いずれまた変化していくものなのだから。