匂いについてなどのコメントもありがとうございます。ものすごく面白かったし興味深かったです。花好き乙女座さんの牡丹、蘭、つつじ、紫陽花とか。すごいですね。色々な種類のお花の匂いやその他の自然の匂いに囲まれているんですね。

 

あと、悲しみの思い出に匂いがないと書かれた方がいますが、それも時間がたってその無匂になった思い出に、「あ、もしかしてあの時匂いを嗅いでいたのかも知れない」って匂いが復活する気がします。

 

調香師の方のコメントもすごく面白かったです。こういう野生の人とすごく話してみたい(笑)ありがとうございます。

 

僕は人と会う時に、これも僕が今のオーラを見るとか、そういうものをやる上で勝手にやってきた習慣なのですが、目をつぶって、香水とかシャンプーとか、そういう添加品の匂いを脇にどけて、「この人は何歳ぐらいの匂いか」って想像します。

 

こういうのはですね「本当にそんなことができるの? 」と疑問に思わずに「そういうのあるよね」と自分で信じきっちゃうとそういうことが感じられてくる(笑)

 

それこそ目の前にいる人が中学生ぐらいの匂いに感じられることもあるし、「あれ、こんなに魅力的な人なのになんでこの人独自の匂いがあんまりしないんだろ」と感じられることもあります。いつも元気な人がその日に限って元気を失っていると「いつもよりこの人の匂いがしない」ってやっぱり出てくると思うのです。元気がない時に感じる匂いってやっぱりくたびれた鉄の匂いみたいな。

 

もし良かったら想像で構わないので、できなくても構わないので試してみてください。まずは自分の友達とか、好きな人の匂いを嗅いでみる。そしてそれが幸せの匂いだと認識してみる。好きな食べ物を食べる時はすぐに口に運ぶのではなくて、その匂いが放つ官能性をまず鼻で味わってみる。

 

人間って少しだけ変態性があった方が得るものが大きくなるし、幸せってそれを「苦しいことがあっても丁寧に味わいつくしてやろう」と思う人によく来る気がします。「感性の豊かさ」を表すセンスという言葉の語源のセンソはラテン語で、「官能性」を表すものでもあるみたいだから。たしか塩野七生さんの『男たちへ』という文春文庫の本に書いてあったような気がします。

 

空を見て匂いを感じてみる。匂いって想像するだけでその人から出てくるものだから。