天秤座について話をする時にちょっとこういう個人的なエピソードをさせていただきたいのです。

 

もうだいぶ昔になるのですが、新卒の時に就職活動をしたのですよ。で、結論から言うと僕は当時就活は全部落ちて、就活に対して軽いトラウマすらあるんですね。そのトラウマの代表例がSPIなのです。

 

SPIって経験者ならわかってもらえると思うのですが、適性検査と称して色々な論理的思考とかそういうことを計るテストをするんですね。そのSPIの最初の最初につるかめ算って出てきて、それがもう本当に今でもトラウマとして残っているのです。

 

つるかめ算って「鶴が5羽います。亀が3匹います。さて、脚の数は?」とかそんなこときかれるのですが、大パニックですよ。

 

「えーとえーとえーと、鶴の脚は2本で、亀って脚何本だっけ?6本だっけ。そうすると鶴が脚が1本だから(このあたりでもう鶴=フラミンゴのイメージになっている)ギャー!なんでこんなことやらなきゃいかんのじゃー!」

 

で試験がそれ以上進まないのです。それで、「こんなSPIなんてくだらないことをさせる社会構造そのものがくるってる」という考えにいたり、我慢ができなくなるのです。「こんなSPIで決めようとする就職試験なんておかしい」と考えて、就活そのものが嫌になるという性格を昔の自分は持っていました。

 

それでやっと天秤座の話に入るのですが、上の僕のエピソードの対極にあるのが天秤座という人たちのイメージなのです。

 

天秤座って、「ミッション・インポッシブル」感がすごく強いです。つまり、自分が「取り組む」と決めたことに対してあらゆる角度からその課題に対して考え、「アプローチの仕方ややり方はひとつではない」と判断し、今の自分にできるベストを考え、そして実行していきます。

 

天秤座を代表するひとつの感覚に

 

「よし、やろう」

 

というのがあります。それだけでもう「目の前のこと」しか考えなくなります。「いかに楽しく(もしくは真剣に)取り組んで、いかにそれに対する結果を出していくか」というスイッチを入れるのですね。

 

それで、もちろん天秤座にも苦手なことがあるのです。でも、ここからが天秤座の不思議なところなのですが、天秤座って苦手なことに対して三つのアプローチの仕方を持っています。

 

ひとつが「やり方や正解はひとつだけではないはず」と考えることです。たとえばさっきのつるかめ算が天秤座ができなければ「他の問題から解いていこう」という考え方をします。合格最低点をとるのに「どうしても最初にあるつるかめ算を解かなければいけない」ということはないからです。

 

そしてもうひとつのやり方が「いかに苦手なことをやらないで済むことができるか」という、人生設計そのものを考え直します。

 

そして最後のもう一つ。

 

天秤座って苦手なことを「封じる」こともできる人なのです。

 

ちょっとここからは奥が深い話になってきます。

 

天秤座の人ってもう多分10代の頃からちょっと「悟る」ということが出てくるのです。つまり、物事とか生きるということには「楽しいこと」や「苦労しなければいけないこと」の両方がある。楽しいことだけがあるわけではないし、苦しいことだけがあるわけではない。それに対する自分のやり方は自由ということ。

 

だから、苦しいこととか「苦手なこと」に対しても「それをやることによって後に楽しいことが控えているから」とか「自分の理想として生活を築いていく上で、そこから逃げることはできない」という苦手なことに対してかなり真剣に取り組むこともするのです。

 

すごいんですよね。その取捨選択っていうか、人生の中で何を選んでいくかを「自分で」決める姿勢は。だから天秤座って他の人に気軽に「こうやってみたら?」と言われるの嫌がります。「自分で考えたい」が口癖でもあるから。

 

ちょっと長くなってしまったので整理をしたいのですが天秤座って

 

① 自分が決めたことをとにかくやっていく。自分で考えて自分のミッションをクリアーしていく

② そして、その過程で発生する「苦手なこと」や「本当に自分がやりたいこと」に対しても、封じることができる

 

ということをするのです。

 

もう一個だけ話をさせて下さい(笑)

 

天秤座以外の人が読んでもちょっと疲れてくると思いますが、これが天秤座の思考なのでもうちょっと付き合って下さい。

 

天秤座って「自分ルール」をかなり強く持っているのですが、「周りの人との間で結ばれる信頼関係をかなり強く大切にする」という部分も持っているのです。

 

つまり、「自分ルールを持っている」という言葉のイメージだと「はい、私は自分のしたいことしかしません。それではさようなら」といってテキトーにサボッて逃げたりするじゃないですか。

 

でも、天秤座は「人の期待に応えたり、人から信用されることをとにかく大切にする」ので、絶対に逃げません。その「自他共に認める“もう帰っていいよ。ご苦労さん”」という基準を超えるまでは絶対に目の前のミッションから逃げないのです。

 

そういう意味で天秤座は「自分ルールを持ちながらも、他人や期待されることから絶対に逃げない」という縛りを自分自身に持つのですね。へんてこなんですね。そして大丈夫ですかね。話、ついてきてもらってますかね?(笑)

 

それで、いよいよ2016年に起きた大革命って天秤座にとって

 

・「周りの期待にこれからも応えていくべきなのか」

 

ということと

 

・「私が封じてきたこと。『いつかやりたいと思ってきたことを本格化していくべき時期なのか』」

 

ということの「周りから期待される自己イメージ」「自分が本来持って、幼少期から続く自己イメージ(「将来はお嫁さんになりたい」などの、子どもが純粋に理想としてもってきた夢)」のふたつの間で葛藤が起きたのです。

 

だから天秤座の中で「ごめん、私はそんなに強くないかも知れない」という弱音が2016年には強く出たりしたのです。

 

天秤座が2017年も周りに対して言わなければいけない台詞は

 

「ごめん、私(僕)はそんなに強くないかも知れない。だから、一緒にいたい。一緒に考えたい」

 

という台詞になります。

 

ひとりで取り組み、ひとりで解決し、そして「弱さ」を封じてきたあなたから、共有できるあなたへ。

 

それがやっぱり2017年のミッションになると思います。あんまり頑張りすぎないで!「期待に応えて」→「喜んでもらう」というところまでをひとりで請け負うのではなくて「誰かと共に体験できる」ということを愛おしむこと。ではではー

 

一生懸命書いたので久しぶりに本の宣伝させて下さい(笑)

 

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