・ファスティング合宿が行われた若杉屋さん

 

・わかり合うこと①

 

 

「わかり合うこと」のちょっとしたテクニックについては若杉屋さんに集まって頂いた合宿に集まって頂いた皆さまに身体を意識してもらってやってもらいました。それをすぐに公開してしまうとちょっと違うと思うので控えます。

 

今回はファスティング合宿とのコラボで、それで最後に挨拶をさせて頂くことになって、はじめの挨拶と同じように「わかり合うこと」ということをテーマに話したいと思いました。

 

ファスティング中って、胃に何も入れないで何時間かさせるらしいんですね。そうすると、頭がボーッとしてきて、やっぱり普段自分が持っているモードと違う形になります。その時に、身体って余計な力が抜けていきます。

 

だから、これは前回僕も参加してそうだったのですが、ファスティング初日と比べて、最終日って顔の表情がすごくあどけなくなるというか、余計な力が抜けていくのです。ボーッとする。この時の身体の状態の時に是非皆さまに話したいことがありました。以下、話したことを自分なりに抜粋。

 

 

身体って強いです。つまり、普段何かを食べて、生きていこうとする身体の力って、自分達が思っているよりも全然強いです。だから、「自分は弱い」と思っている人程強いのです。だって、弱いと思っている人って何かに執着したら、それを手放さないぐらいすごい強い力を発揮したりするでしょう。

 

僕はこの3日間皆さんと一緒にいて、「わかり合う」ということについてずっと考えていました。

 

そしたら、分かり合うことを理解するって、もしかしたら自分の身体に力が入らない、『自分が病気になったら』ということを想像することなんじゃないかと思ったのです。

 

もし自分が病気になったら。その時に目の前にいる人に何を伝えたいか。そしたらね、多分一番はじめに『この、病気の状態の自分だけ』というものを見て欲しくないと思うのです。

 

そうやって今弱ってしまった自分の姿だけで判断して欲しいのではなくて、あなたと一緒にいてすごく幸せで、すごく楽しくて、あなたと一緒にいたことに対してまったく何の後悔もなくて、

 

そういうことを多分伝えたいんじゃないかって。

 

もし、自分が病気になったら、もう目の前にいる人といがみ合ったり、変な駆け引きをしたり、『やってあげたこと』と『やってもらったこと』をプラマイ0にしようとしたりとか、そういうことはやりたくなくなると思います。でも、身体に余計な力があって『明日が普通に続いていく』と思っている世界では、そういうことが日常的に行われてしまいます。

 

身体から力が抜けて、ボーッとしている時に、この素直な状態の時に伝えたいこと。それが多分その人の真実なんだと思います。

 

わかり合う。

 

それは駆け引きや執着ではなくて、つねに目の前にあることが『当たり前にあること』じゃないことを自覚して、そして素直になることなんじゃないかと思いました。

 

そうやって、自分の『弱さ』と共にある人が伝えるメッセージって弱いでしょうか。自分の目の前にいる人に『感謝している』と伝えていきたい目線や言葉って弱いでしょうか。一番、強いはずです。

 

それをこの3日間で、皆さんと共にいることで感じることができました。本当にどうもありがとうございました。

 

 

しいたけ

 

今度出させて頂くしいたけ本も、相性の本なのですが、この「わかり合う」というテーマに沿って書かせていただきました。はい、宣伝です(笑)ごめんね。

 

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