在留邦人数と日本人向けビジネス | グローバルライフへの道(仮)

在留邦人数と日本人向けビジネス

ふと気づいたら、家の近くのローカルメトロ駅の上に良さげなカフェができてましたキラキラ
私のカフェの選択基準は

・とにかく明るい(自然光が入る)
・静かでゆっくり過ごせる
・コーヒーだけじゃなくお茶が揃っている(コーヒー飲めないから)

の3点。
特に窓が大きくて開放感ある&明るいというのはものすごく大事なのです。

しかし、これらをすべてカバーした素敵なカフェが、日本人あまりいないような
ローカルエリアにできるなんて・・・。


上海輸入販売会社の女性起業日記

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ローカルだからこそ、静かなのか・・・この明るさにシャンデリアがあって素敵~。
そしてメニューもルイボスティーゼリーとか、完全じゃないけど、ややオーガニック系?デザート
揃っていて、次はぜひ注文してみたいところ。



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さてさてそんな中で今、ひたすらハマっているのが、こちら。


ワイルド・スワン(上) (講談社文庫)/講談社


ちょっと今更ではありますが、1991年に発売された中国人女性作家の自伝的ノンフィクション。

全世界で1,000万部を超したベストセラーなので、中国に関係している人なら読んだことがある人も多いかと思います。(中国では発刊禁止)


祖母・母・娘と3代、激動の中国近代史を背景に時代に翻弄されながら逞しく必死に生抜く歴史ストーリー。

清朝末期から、満州国の成立、外国勢の侵略、国共内戦を経て文化大革命と激動の時代を生きた女性のノンフィクションで、政治的書籍ではなく、一般民衆から見た歴史、それも祖母、親子とつながって時代をまたいだ歴史書は少ないのでは?

そういう意味でただの過去の事実をまとめた学術的な本ではなく、そこに生きた人の真の生活、葛藤や苦しみがあり、貴重な本だと思います。



ニュースキャスターの安藤優子さんがおススメされていて、読もう読もうと思っていたのですが、

なかなか読めず、しかもこういうのって最初の序章部分ってあまり面白くなかったりするじゃないですか(苦笑)


なので、なかなか先に進まなかったのですが、読み進めて行くと、とにかくドキドキしてひきこまれます。

これを読むとなぜ中国人があんなに人を信用しない(できない)のかとか、行動が腑に落ちます。

今までも中国や中国人に関する文化を読み解く書籍はかなり読んできていますが、

ふーん。そうなのという感じだったのが、やっとここにきて腑におちた感があります。



国共内戦時代に、資本家から共産党が冨を貧しい農民に分配してあげたのもつかの間、

またすぐに国民党がよみがえって(?)、持っていった冨(食料)を返せと言われる。

もちろん貧しい農民は返せるわけもなく、家を追い出されてしまったり・・・。


だから人民解放軍と言うんだ、とか、でもこの国民党って今の台湾の元だよね、ちょっと想像がつかない・・・とか、とにかくとにかくつい100年くらい前の、自分の祖母とかが生きてた時代で身近に感じれる時のことだからこそ、引き込まれます!



もちろん、その中では、満州を統治した日本の残虐さも表現されており、そういう時代って、人の正しい判断ができないものなんだなあと思います。

だからこそ、誰が、どこが悪かったとか悪くないとか(いやもちろん、戦争も侵略もよくはないんですけど)じゃなく、

過去の事実としてそれぞれが認識、意見を持って一緒に未来を見る必要があるんじゃないかなと思いました。今更ですが。



で、最初この本をなかなか読み進めなかったため、上・中・下巻なのに、上巻しか上海に持ってこなかったんですよ。あろうことか。まさかこんなにハマるとは思わず、「まあ、読んだら帰ってきて買ったらいいか」くらいに軽く思っていて。


読み終わったら、次が気になって気になって、仕方ない!

あ~こういう時にブックオフとかが身近にあったら!

(ブックオフに必ずあるとは限らないんですけど、なんとなく)


海外に住んでる日本人にとって、活字ってすごく大切だし、日本の本って手に入れにくくて、

困ってる人多いですよね。

結局Amazonプライムで海外発送、で対応してる人が一番多いのでは?



上海は特にビジネスマンも多いし、日本の本を読みたい人も持ってる人も多いと思うんですよね。

ブックオフあったら便利なのに!


日本から買って持ってきて、読み終わったら売って。

そして、また誰かが日本から持ち込んで売った本を買って読む。




ちなみにブックオフは、NYフランス韓国 には支店があります。

今年、NYへ行った際、買って持って行ったガイドブック、帰りには要らなくなるので、

売って帰ってきたら荷物も軽くなるし、すごくイイ!

それに旅行時、私は大量に本を持って行って、読み終わったら現地に置いてきちゃうことが多いので、

売って帰ってこれたら一石二鳥じゃない?

と、NYのブックオフ に感動したんですよね~。


なぜ、これだけ日本人がいる上海にはブックオフないんでしょう?



ちなみに、在住日本人の数は


L.A.:70,629人、上海:56,481人、NY州:54,885人、フランス(パリ):10,165人、韓国ソウル:9,337人で、

長期滞在者数だと、

上海:56,313人、L.A.:43,507人、N.Y.:42,375人、フランス(パリ):8,630 人、韓国(ソウル):8,174人。
(参照元データ:外務省:海外在留邦人数調査統計(H24速報版


世界で二番目に在留邦人が多いというのに!
なぜ、アメリカの次は中国飛ばして韓国?
理由として


・コピー大国だから古本ですら現地人は買わない(コピーの方が安い)
・データがすぐに手に入る環境だから、現地に住んでる日本人も買わない
・文化的・政治的要素から持ち込める本に制限が出る
・反日風潮になった時にリスクがある


と想定されるから??勝手な想像ですが。

個人で運営しているリサイクルショップや古本ショップの広告はたまに見かけますが、本当に
個人商店みたいな感じですよね。(行ったことないですが)

ブックオフの海外展開基準ってなんなんでしょう?
ブックオフのコーポレートサイト見ると、フランチャイズ展開なんですね。
でもNYやフランス、韓国はそれぞれ現地法人立ててますし、日本と役員同じですよね。
(フランスと韓国は読めないので不明ですが・・)
フランチャイズ展開するパートナー会社がいないから、という理由ではなさそう。

上海にある「渋谷タワレコ」(注:日本のタワレコとはまったく関係ありません)があんなに日本人客多いのだから、ブックオフも需要があると思うんですけどね~。


ただ、NYと違って現地の人向けにはほとんどビジネスとして成り立たない可能性があること、
1冊買ってコピーされて著作権被害が拡大する可能性があることも原因?

ここでふと思ったんですが、現地にいったいどれくらいの在留邦人がいたら、
日本人向けとしてビジネスが成り立つのかな?
これはちょっと見てもデータが得られなかったので気になるところ~。
ま、業種と希望する売上、規模にもよると思いますが、どうなんでしょう。


私的にはブックオフ、ぜひ上海にもできて欲しい。勝手な希望をここに書いてみますにひひ
それにしても、ブックオフの会社情報見てると面白いですね。。。。

大日本印刷の子会社が丸善、ブックオフの子会社が青山ブックセンター、知らなかった。
そしてブックオフの株主には講談社に小学館、集英社、TSUTAYA・・・。
書籍業界勢揃い・・。

でも上海出店の予定は書いてませんね。。。。当然ながら。残念。





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