乳(そ)の先
米の乳(そ)が誕生して1年がたった。
おかげさまで、ご愛顧いただいている方が少しずつ増えてきている。
米の乳(そ)が生まれるまでに約2年の年月を要した。
米には何か不思議な力があると感じたのは、10年くらい前。
家で米のとぎ汁を発酵させて乳酸菌液を作っていた時からである。
この汁乳酸菌で健康も環境もよくなる。
そしてお金もかからない。
こんな素晴らしいものがあるのだと感動したことを思い出す。
起業して、微生物視点でものづくりを行う中で、改めて米と向き合うことになった。
米の乳(そ)開発途中では色々なご縁があった。
謎解きのようにバリ島や宮古島に導かれた。
そこから得たヒントや感覚を織り込んでいる。
どの縁もなかったら、いまの米の乳(そ)は誕生していない。
米の発芽&発酵から乳酸菌&酵母が誕生
乳酸菌と酵母は進化の過程で様々な物質(酵素・たんぱく質)をうみだす。
その物質が病原菌の生育することを阻止したり、毒性を弱作用を示す抗生物質を産生するから不思議
米の乳酸菌
ラクトバチラス・カゼイ(Lactobacillus casei) K1
先日、菌を研究している先生から、そこにどんな菌がいるかをはっきりしたほうがよいとアドバイスをいただいた。
米の乳(そ)には第3者機関の検査で乳酸菌がしっかりと存在することは証明されていたが、菌の特定は費用がかかるのでやってはいなかった。
ただ、文献等でラクトバチラスK1も入っているだろうと想定している。
これらの情報は「米の乳(そ)」のバックデータでもっていればよいことと考え、情報を公開することはしなかった。
一番大切にしているのが、米の乳(そ)を使ったときの体験・体感である。
乳酸菌が身体によいとか、美容によいと、知識から入ると、本当に大切なことにアプローチできなくなる。
本当に大切なこととは
自らの力で元に戻すということ。
いわゆる自己免疫力を上げるということ。
どうやって?
このどうやってがわかると、美と健康を手にいれたも同然。
キーワードは腸内細菌叢(腸内フローラ)
しかし、腸内の微生物は数十兆、数百兆個もいるといわれているので腸内どんな状態がよいかはことばでは説明しようがないはず。
よいとされる乳酸菌を身体にとりいれても、変化があるひともあれば、変わらないひともいる。
なぜ?
乳酸菌が腸内をよくしてくれるはずだったのではないか?
乳酸菌は必要条件であるととらえている。
では、あと何が必要なのか?
その答えが 菌と共生するという思考と実践ではないかと感じている。
菌の世界、身体を構成する細胞の世界、この地球に存在する人間と動植物、生物全体の世界
全てが相似象
ウィルスや悪玉菌を排除することに躍起になると、必要な菌までいなくなり、全体が弱くなる。
そんな時に強いウィルスがはびこると、一気に身体はやられてしまう。
暴飲暴食、心的ストレス、環境ストレスでも身体は弱ってしまう。
弱った時には アンパンマン助けてーと 叫ぶように
善玉菌を呼びよせる。
バイキンマンの排除でなく調和をイメージすると、ウィルスや悪玉菌があっても偏りのない全体での働きを維持できる。
菌と共生するという思考と実践
まだまだ、道半ば。
昨年は米の乳(そ)はアメリカ・ヨーロッパにもデビューした。
先日、1年前に申請していた、米の乳、KOMENOSOの商標登録の知らせが届いた。
米の乳(そ)
その先
商品誕生から1年経って
次なるステージに進む。
世界中が菌に着目しているいまこそ
菌との共生
錬菌術
菌との一期一会
この3つを実践していこう!
一期一会 一度出会えば、ずっと一緒に(錬菌術)