6月 私の大切な猫が悪性リンパ腫とわかった同日に母の脳腫(癌)が見つかった。

こんな辛い日が来るなんて思ってもみなかった。余命3ヶ月と医師は言った。

5月迄は働いていた母。

話すのも、認知機能もなんかおかしい。

字も書けない。

脳幹と側頭葉に腫瘍


それから、バタバタと進み


脳の方はガンマナイフ手術。

小さくなり、一時の危機的状況からは脱した。





そうこうしている間に、原発は肺癌だとわかった。あっちこっちに飛んでるから、手術も放射線も行えない。
抗がん剤も副作用で今のQOLを落とす事でADLが下がる事を考え、免疫力を高める治療だけ行う事となったなった。

人は抗がん剤はやればいいのにと言う。
「効くかわからない化学療法をやるよりは」と言う。
わかってるそんな事は。

願いは限られた時間を苦しみなく過ごしてもらいだけ。

それでも、その判断を下したのは本人だし私達子供だ。
何が正解かわからない。

人それぞれの尺度も異なる。


私は沢山の…

何百人の最期を見てきた。それでも母親の終末は初めての経験。

無駄に知識と経験があるからこそ見えてしまう事に嫌気がさし、なんならいっそのこと、そんな苦しみがわからない位ボケてしまった方いいのか?なんて考えて落ち込んだり…



通院に付き添いしていても
あと何回付き添い出来るか考えてしまったり。

落ち込んでる母をあえて励ます事も出来ず、1人になり何度も泣いたり。

きっと母も1人でたくさん泣いただろうな。


それでも、心配かけないように鼻歌歌いながら庭掃除をしてる母の背中を見て
涙で背中が揺れてる事は知らないよね。




あと何回が最近の思い癖

最悪…




それでも

限られた時間かもと思うと

ご飯食べたり、トイレに行ったり

当たり前の行動一つ一つが喜ばしい事に思えて仕方ない。


今日は母がずっと望んでた亡くなった実家の猫ちゃんの骨を納骨堂に収めた。

自分が死んだら一緒にお墓に入りたいそうです。

(ペットと一緒にお墓に入るといけないらしい。

だけど、母は入りたいんだからそれでいい)

それまでは、納骨堂へと考えたみたい。


少しずつ

整理をしながら、余生をシンプルにしていってる姿。最高の余生を送らせてあげたいって思った。


残された時間が宝物

何気ない毎日が宝物


こう思ったら何が大切か、今自分が何をすれば良いか少し見えた気がした。

親は偉大ですね。


ありがとうの塊



写真は避難練習をする猫さん