先日
19歳の猫生の幕を下ろした


19年前
ペットショップで彼はかなり大きくなり日向の窓辺で伸びていた。
あくる日もあくる日も同じ光景にしびれを切らしうちに招いた猫だ。

慣れるまで、結構な時間を要した事を思い出す。
アビシニアンのフォーンと言う色の猫。

つぶらな瞳は若い頃と最近までも変わらずで、頭が良いのか抜けてるのかわからない、なんとも自分をしっかり持っている猫だった。

晩年は腹水が溜まり、その影響かわからないが下痢が酷くオムツをしていた。
面倒を見ていた母とは、オムツを付けるつけない問題で揉めたりしたな。
絶対楽になると言う私と、お尻の周りが汚れると言う母。
その気持ちも良くわかる。

死ぬ二日前まではご飯を食べ、オムツをつけながらもトイレに行く素ぶりをしていた。

あまり苦しい期間が長くなく逝ってくれたのは良かった。
最期は、名前を呼ぶと目をパチリと開けたよう。

猫の介護も人間の介護も本当に大変。

最期が必ず来るから出来るんですよね。
本当にそう思う。