センターに入ったのは3歳。年少の年次から。
次女ちゃんは、平均から比べると
身体能力‥2歳半〜3歳
言語能力…1〜1歳半
との事でした。
全体に平均より少し下、言語関係は実年齢の半分くらいの発達度合い、という事でした。
そして、次女は今、話すようになるための土台作りの段階である、と。
私「土台作り、というのは?」
先生「うん、言葉っていうのは、たくさん話しかけたからって喋れるようになる訳ではないの。
話すという行為は、自分の意思を伝えたい方法の中の一つでしかない。
次女ちゃんの場合は、別に話さなくても行動で大人に気持ちを伝えるでしよ?自分の(して)欲しい物の場所に連れて行ったり、指差ししたり。それで保護者はして欲しい事が分かるから、次女ちゃんの要求を叶えてあげるでしょう?これも立派なコミュニケーションなのね」
あぁ、確かに…
だから私たち夫婦も、別に会話ができなくても次女と意思疎通ができてたんだ、と思いました。
先生「でも、こまかな要求をするには、やっぱり言葉を使う方がスムーズじゃない?
でも、次女ちゃんが言葉を使って自分の気持ちを伝えたい!って気持ちがまだ育ってないの。だから、喋らないのね。喋れないんじゃないの、喋れるんだけどその必要性を本人が感じてないから、言語の世界がまだ開いてないのね」
私「そういう事なんですね。パパやママははっきり言えますが、その後はパやマの連呼、あーうーという発語?ばかりです。たまにあーけーてー、とか、夜中にママがいない時にすごいはっきりママがいないー!って言ったんですけど、それ以外はいつも喃語の手前みたいな感じです」
先生「うん。今の次女ちゃんの世界は自分だけの世界。たまに、パパやママやお姉ちゃん。でも、自分だけで完結できる世界がまだ楽しいのね
次に次女ちゃんが目を向けるのは、何か興味があるモノ。でも、これはまだ次女ちゃんとモノだけの世界。
だから、その次に、そのモノを通して目の前の人とやり取りする。このモノを通して人とやり取りをしていくにつれ、人や周りに興味がでたり
共有する喜びが産まれる。
その気持ちが、もっと伝えたい!もっと共有したい!に育って、その先に喋りたい!があるのよ」
おおー、なるほど。。。
先生「だから、次女ちゃんは喋る前のもっと前の所で成長していってるところ。喋るための関係作りをしているところ。発語の療育はまだまだ先の話よ」
とにこやかに話されました。
私「そうか。。。よくわかりました。
まだ言語療育が始まってないので、プライベートでどこか通った方がいいかと思っていたんです」
先生「うぅん、始まってるのよ。ここで。
ちゃんと次女ちゃんのステージに合わせて、必要な療育をしているわ。土台作りは1番地味で変化がなく見えるけど、1番大事なところだから、ここで焦ってしまわないでゆっくり、ゆっくりよ。たとえ、違う療育にプラスで通っても、今のセンターでしてる事と同じ事をするでしょう。
それよりは、ここでじっくりゆっくり育んであげるのが良いんじゃないかと思いますよ」
そっかー。。。そっかー!!!
夫婦ともに、次女のステージが具体的に分かって、しなければいけない事もわかって、不安がなくなりとても晴れやかな気持ちになりました
文句ばっかり言って、自分たちは自閉症のことや療育のこと、行政のしくみなどを学んでない姿勢を恥じました。
いや…ほんまに、しっかりせえ!となりました
長文を読んでくださりありがとうございます
次回の予定は未定ですが、センターに通い始めて半年後の様子などを書ければ、と思っています。
宜しければ、次回もお付き合いください
皆さま、良い週末を