生活保護を受けることは、国民の権利と言えるでしょう。しかし、ずっと生活保護に頼り続けることは、単に地方自治体の財政を圧迫するだけではなく、生活保護を受けるご本人のためにもならないのではないでしょうか。生活保護を受けながら自立に向けて歩んでいくことが、何よりその後のご本人の人生のために一番良いことだと私は思っています。そして、今は自信をなくしてしまっているとしても、誰にだって自立していけるパワーが備わっていると、私は信じています。

 

 では、自立とはどのようなことを言うのでしょう。

 

経済的自立

 

 簡単に言うと、自分の生活費は自分でまかなえるようになるということです。そのためには働くことが必要ですが、最初はなかなか難しいことも多いようです。

 

日常的自立

 

 生活保護を受けておられる方々には、身体や精神に障害を抱えている方も多く含まれています。必要に応じて適切な医療を受け、就労や社会参加のための基礎を作っていくことが必要になってきます。

 

社会的自立

 

 働きたくても仕事のない状態が長く続くと、自然に社会との絆が途絶えてしまいます。本当の意味で自立に向かうには、こうして失ってしまった社会とのつながりを回復し、社会の一員として世の中に参加していくことが必要になります。最初から働くのが難しい場合は、気軽にボランティア活動などに参加してみるのも良いと思いますよ。

 

 

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