ある証券会社は投資信託の運用コストを透明化そうである。

12月下旬から投信の残高に応じた管理手数料(信託報酬)が、運用成績をどれだけ押しさげているかを自社のサイトで開示する。

 投信の損益確認には「トータルリターン」という指標が使われることが多いが、この指標は信託報酬を控除して表記される。手数料が運用成績に与える影響が把握しづらいとの指摘があった。

 この証券会社は、初めて信託報酬を控除せずにトータルリターンを開示する。信託報酬によってどれだけ運用成績が変化するかをグラフで示し運用コストが一目で分かるようにする。

 金融庁は金融機関に顧客本位で業務を運営する「フィデューシャリー・デューティー」の徹底を求めている。

 

少し遅かりしであるが進歩である。