今日のお話は、「人生をめちゃめちゃドラマティックにしたい!」「大成功したい!!」
みたいな人にしかお勧めしません。
現状どおり、何も変えずにいたい人は、
「ふーんそういう人生もあるんだな」
くらいに受け流してくださいね。
さて、公開アメリカンドリームの一環として
NYはオリジナルブロードウェイ、
LAではハリウッドを狙う!!!
ということで、経験値を積んで来られなかった女優方面の勉強を一気にしているこの頃。
前回のブログはこちら。
これまでも積み重ねがなんもなくても、本気でやろう!と思ったら
早速本場ハリウッドに関わる方々に教わったりもできるものですね!
連続2日で濃ゆいトレーニングを受けて
かつ、演技メソッドの分厚い本も引き続き読み読み中ですが
「アメリカの演技における常識は日本と全く違う」
と、ビザスポンサーの社長さんから
うかがっていたとおり、何が違うのかが
なんとなく肌でわかってきました。
日本のメソッドがどうなのかは知らないんですけど(笑)
アメリカでもたくさんのメソッドがあるそうなのですが、「いい演技をするために」
どうやら共通するキーワードがわかりました。
それは
「リスクを取れ」
帰国直後から読んでるIvana Chubbuck さんの本でも
しつこいくらいに何度も何度も出てくるし
先週末の、ハリウッド俳優、Yuji Matsuzakiさんのワークショップでも、20人以上との実践の中でも
かなりの回数出てきたワード。
(「今安全圏で芝居をしているので、リスクを上げましょう。」という軌道修正が何度も出た。)
そして、おとといのChubbuck-Japan 高橋さんのpersonal trainingの中でも何度も出てきました。
つまり、例えば演じてる側は、台本があるから、次に何が起こるかも、エンディングがどうなるかもわかってるから
本気で怒ったり、悲しんだり、恐れたりしないといけないんだけど、相当マジで切羽詰まる心理状態を作らないと、
まじで怒ったり不安がったりできない。
そして結果
「怒ってる演技」とかになるのだが
それだと実は内心切羽詰まっていないし
客観的な目線や思考もあるから
観ている方としては、「まじで怒ってる人」のようには怒りが伝わって来ない。
それはドラマティックではない。
もっとマジで崖っぷちに立って
マジで怒りがこみ上げてきたり、涙が止めようと思っても止まらんくらい悲しんでしまう、
そうなれ!!
というのが、演技における
「リスクを取れ」の意味なんだと思う。
そして、シーンや物語が劇的にドラマティックになり、作品にパワーが宿る。
作品や興行そのものも、それで劇的に成功したりするのだそうです∑(゚Д゚)
人生で置き換えると、苦難や障害があって
それでも諦めないでがんばる人を見て
人は感動する。
成功の度合いも大きくなる。
なるほど納得!!!
今までの自分の人生においても
私がぐっと成長した時って、
「より大きなリスクを取った時」
なんです。
たとえば、
20代の始め、私は言語耳がとても弱くて(今もですが。)音楽的には聞こえるんだけど、言語が言語として聞き取るのがすごく難しかったので
歌詞を歌詞として伝えることも部屋で
「歌はうまいけど歌詞が何言ってるかわからん」
とよく言われていました。
それをどうしても克服したかった私は
それまで一番苦手で絶対やりやくない仕事だった、「コールセンター」でバイトをしました。
耳だけで会話をするのが超苦手な上
片耳しか聞こえないので、それは大変です。
聞こえない左側から上司が「こういうふうに言って」と指示をしてきても、それが聞こえないので
左を向いて「え?」と聞き返しては
毎回こっぴどく叱られました。
苦手すぎて超しんどいバイトだったけど
毎日「耳と言葉だけでコミュニケーションをうまく取るにはどうしたらいいんだろう?」
と研究に研究を重ねました。
結果、
今プロの作詞家としても仕事をしていますし
ライブでもたくさんの方が涙してくださっています。
私が音楽だけで生計を立てていけるようになったきっかけにも、「リスク」を冒しました。
2005年、当時の事務所に暴力や拉致監禁を受け、やめた後
母からの
「しほりは今後成功するのに一回一般企業で社会経験を積むべきだ」
というアドバイスにピンと来ました
こんな性格なので
「私の一生に100%無縁な職業」
と
それまで信じていた一般企業のOLに
挑戦しました。
25歳にもなって社会経験ゼロで、エクセルもワードも使ったことなかったし
事務作業超苦手だし、しばらくは不安と緊張でガチガチでしたが
「とりえの素直さと明るさで、フロアの華になろう!!」
という目標まっしぐらに、ドジっ子OLでしたが、失敗しても、毎日明るく元気に仕事をしていたら、結果、会社から、派遣全切りの方針が決まった時にも「中根さんだけは残って欲しい」と言われてびっくりしました。
ここでまた、私はでっかいリスクをとりました。
正直、長年超貧乏ミュージシャンだったので
毎日同じ仕事をして月給20万ももらえるなんて
「超楽じゃん!!お金使っても使ってもなくならないし!!このまま平日はOLして土日に音楽活動したら精神的にも経済的にもいいだろうな〜。。」
甘い誘惑でした。
本気でそうしようか、めっちゃ迷いました。
でも、そこで私は死ぬほど勇気を出して
イケメン上司にこう伝えました。
「お気持ちは本当に嬉しいのですが
私、音楽で食べていきたいので、やめさせてください!!
今までお世話になり本当にありがとうございます!!」
そうして、その翌月から、現在まで
私は音楽だけで生計を立てています。
すごくすごく怖かったし
すぐにそんな稼げたわけじゃないけど
不思議と数年後には、OL時代の収入を上回っていきました。
離婚した時にも、大きなリスクを取りました。
元だんなさんが出て行ってしまったあと
2DKの部屋は、一人では広すぎて、家賃も一人で払っていくにはもちろんしんどいので
近くで、小さくて安いところへ引っ越そうと
家を探し始めました。
しかし、
「いや!そんな覚悟ではダメだ!!」
と、すごくすごくすごく勇気を出して
なんと、山手線圏内で
二人で住んでた時よりも高い家賃の
1LDKにひとりで引っ越しました。
「シロガネーゼ」になりました。
こんな高い家賃でやっていけるのか
内心すごく怖かったけど、不思議と年収は年々上がっていきました。
その後も、軽井沢にも別宅を持ったり
日本を飛び出していきなりNYに移住することにしたりと
着々ハイリスクをおかしている私ですが
その結果は、今みなさんがご存知のしほりなのです。
25歳まで、健康保険も払えない、ごはんも満足に食べられない、栄養失調でやせこけた極貧ミュージシャンだった私が、
こういったさまざまなリスクを取って
結果、リスクを取る前の、「安心できる現状」よりももっと大きな成果を得ることができているのです。
なんだかいつも清水の舞台から飛び降りている無謀で果敢な人。
みたいな私のイメージになってると思うのですが
それは、こんなふうな、たくさんの
勇気と行動、勇気と行動、勇気と行動
を重ねてきた、ミルフィーユみたいなものかもしれません。
そしてまた
一人も友達がいなかったのにいきなりNY移住を目指したかと思ったら、
ミュージカルをやったことないのに
オリジナルブロードウェイミュージカルを作ろうとしたり
日本でも俳優の仕事してきてないくせに、
いきなり本気でハリウッドを狙って英語の演技の勉強をし出したり(笑)
さて。
いきなり、「アメリカ」の下りから見たら
「ただの無謀な人」
でしょうけど
こういう数々のリスクを乗り越えてきたことを踏まえると
また見え方が違ってきませんか?
そうです。
私はやります。
公開アメリカンドリーム、
「俺は海賊王になる!!」のイメージで
大冒険、大公開しております。
読み手はもちろんですが、乗組員や仲間も常時募集中です!!
この後のドラマティックを、ぜひ楽しみにしていてくださいね!!
では、明日もハリウッド演技のトレーニングに行って参ります(๑>◡<๑)
あ、音楽制作もやってますよ!!
しほり
※12月ワンマンライブ決定しました!!
【しほりワンマンライブ〜アメリカンドリーム Share Party!】東京・名古屋
■12/1(金)銀座 Miiya Cafe
前売¥3,500/当日¥4,000
■12/10(日)栄 Doxy
開場18:30〜/開演19:00〜
前売¥3,500/当日¥4,000
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会場: 銀座ヤマハホール 2018年9月1日 (土) 前売: ¥4,500 / 当日 ¥5,000 : 17:00 / : 18:00 |
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Photo by Ben Shaul
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