このまえ東京でも再会してきた、ブロードウェイのサウンドメイカー Hiro Iidaさん、そして劇団四季の だん ことばさんとスタジオランチをしてきました(*´∇`*)✨


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Hiroさんは、この前の、水樹奈々さんが主演されてた「Beautiful」(日本版もブロードウェイ版も両方)に、そのあと私が観に行ったミュージカル版「デスノート」のサウンドメイクも担当されている方です。



何件も大型案件を抱えてる超絶忙しい中、女子sに貴重なお時間をさいてくださいました!

優しすぎるだろー!!!


去年いきなりミュージカルを作る!

と言い出した私と違って、ミュージカルのプロフェッショナルなお二人の話は、めちゃめちゃexcitingで勉強になります。



そしてやっぱりやっぱり。。。


アメリカの音楽業界の「当たり前」の話は

もう、涙が出るくらい

私が長年望んでたけど、日本では年々難しくなっていることです。


・アメリカでは作曲家の仕事は、ピアノと歌で十分。


・だってアレンジはアレンジャーの仕事なのだから。


・みんな、ピアノと歌で判断できて当たり前。

 

・1プロジェクトにつき3年、5年、とか10年計画であたためて育てていくのが当たり前。


(日本は、リスナーの愛着がわくまえに

じゃんじゃかリリースしすぎ! 記録に残っても記憶に残らない案件が増えすぎ。😢

せっかくがんばって愛情込めて作っても、一瞬で消費されて終わりになりやすい。)



クリエイターの権利に関しては

たぶん、ユニオンだエージェント制の導入

って日本でも叫ばれてるけど


いろいろちゃんと聞くと

あまりにユニオンの規定規則が厳しすぎて

雇う側も所属してるクリエイター側もかなり大変そう。



ユニオンに所属してると

労働時間、給与、そして絶対に指定の休憩時間を取らなければいけない。

どんな理由があろうと休まねばならない。


そして他の人の仕事を手伝ってはいけない。

一切手を出してはいけない。


それくらいのがっつりさで

保護されてるらしいです。



日本に導入するのは

現状の環境だと事実上不可能なのではなかろうか。いい悪いではなく無理だと思う。



でも、まずは

低下しすぎた業界全体の意識レベルを戻す

ようなムーブメントが起きたらいいのにな。


私の希望としては

「作家が編曲もやらなきゃいけない」みたいな

近年の謎の風習や



(でも日本の音楽業界も、2000年代前半くらいまでは、ピアノと歌とかでよかったんですが、なんでこうなっちゃったんでしょう😢。。)



でも逆に一人で何人ぶんもの仕事ができる人には、「一人分のギャラで済むからラッキー!」みたいなところも、これはたぶん音楽に限らずどの職種もだと思いますが、



アメリカが決定的に違うのは

ひとりひとりの持ち場が完全にくっきりわかれてて、それぞれの仕事に集中すべき。

人の領域には手を出さない。

したぶんの仕事への対価はきちんと払う。

(もしくは金銭的な対価がない場合は

クレジットをきちんと表記するとか、別の形の対価を保証する。)


そういった内容も、事後ではなく、事前に契約内容としてきちんと話あう



など、口約束でなあなあにせず

最初にハッキリ話し合う、という文化が、根底から違うしょうがなさ、


みたいなものもあると思いますが



日本は日本のやり方がある!!

とか

業界のすでに地位を確立してる偉い人とか力の強い会社の人とかは主張するかもしれないけれど



今の時代においては

そういう

できるだけ末端のお金をケチろうとするところ

安ければ安いほどいい、

と考えがちなところが



かえって

業界全体の活力を奪い

マーケット全体を縮小させ続けている

おおもとの原因であることに


早く気づき


みんなで食い合って総倒れになる前に


独占→縮小ではなく

シェア→拡大


の意識にシフトチェンジすべきです。



そうしないと

日本のエンタメ業界の未来は

かなり暗いと思います。



安いのとケチっているかは全く別問題です。



たとえばお金をケチりたいなら

代わりに知恵をケチらないべきだし、

クリエイターに多くの報酬を払えないとしたら、お金以外の価値で報酬にするとか、

お金がどうこう以外でも価値を生めることを、みんなが思い出した方がいい。



繰り返しますが

日本もかつてそうだった時代があったはずなのです。



でも、加速する時代の方に合わせすぎて

どんどん先細るやり方にみんながいっせいに流れてしまいました。



みんな

「このやり方ではまずい」


とはわかっているのにもかかわらず

ではどうしたらいいのか?

がわからないことプラス、


やっぱりみんなのやり方に合わせないと生きていくことができなくなるのが怖い



という、シンプルな目先のことを

優先しすぎてしまい、全体のマイナスな濁流に合わせてしまって負のスパイラルが止められない。



というのが

ここまでの現状のメカニズムだと思います。



その濁流に飲まれて流されていくのは

耐えられなかったので

アメリカに飛び込むことにしましたが



余計なお世話だとは思いますが



やっぱり



この沈みゆく日本の業界を

なんとかしたい



という気持ちがすごく強いから

余計なお世話だとはわかりつつ

アメリカでいろいろ学んできて、成果を出し、何かよき一石を投じられるようになりたい



というのが



私なりの


「公開アメリカンドリームプロジェクト」



の、別の側面でもあります。



日本がいっそ、

マジで嫌いだったら、こんな余計なお世話を焼いたりしません。


とっとと楽しいNYの生活に没頭しちゃうと思います。



それくらい、自由で、チャンスがたくさん転がっていて、挑戦しがいのある街です。



でも、すごい嬉しい発見をしたときに

脳裏によぎるのは、やっぱり日本のこと。


「このことを日本にも伝えたい!!

この話を日本の仲間たちにもシェアしたい!!」



と思うんです。



つまり、私はやっぱ日本を愛しているのだと思い知ります。



祖国のためにがんばる!!



みたいな

まじでそんな気分だよ。



ちなみに、私が書いてるオリジナルブロードウェイミュージカルのメッセージ、コンセプトも


そんなかんじなんです。実は。

一貫してます。



楽しみにしててください(๑>◡<๑)



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しほり。


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しほり来日凱旋BDコンサート2018

Photo by Ben Shaul

 


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