日本一熱いコラム!「The Challenger 挑戦する者」しほり第3回目、更新されました!


⬛️「ついにアメリカ移民局申請受付完了!申請突入。」


{D57047F9-44F1-418A-B126-A955EBA573DD}

※閲覧数でランキングになっています!

※ページの左下に「アツイね!」ボタンができたみたいです。

ぜひおしてやってください!熱かったら(笑)



****さて、久しぶりに切り込む話。


これまで近年、「形のない・目に見えない」「才能」を商品として生業を立てているアーティストやクリエイターは

「目に見える経費が発生してないからギャラなくていいよね。」

という暴力的な価値感のはびこりのために
「目に見えない搾取」をされているといえます。


たとえば私でいうと
プロの作詞作曲家として、アーティストさんたちへ楽曲を提供するわけですが
私は
「専業作家」(メロディメイカー) なので

仮のアレンジデモは作るけど
サウンドメイカーではないので
あえて本ちゃんアレンジの仕事は、「ピアノと歌のみ曲」しか受けていません。


が、昨今は
デモテープでも完パケレベルのアレンジ力を要求される事案が急増したために、フルアレンジができねば、コンペに参加することもできません。


ゆえに、案外レベルの高いデモが自分でも作れるよようになっちゃったんですが

作詞作曲しかやらない作家は、印税契約のみで
制作費がゼロ円です。
もしくは他楽器レコやヘルプアレンジを入れてると、自腹です。


作曲のための仮デモで、私は仮作詞も仮編曲も仮歌も仮レコも、全部本気でやりますが

すべてゼロ円です。


「一人で自宅で全部やってるから実費がいらないよね?」


ということです。
(まぁ、大型案件ばっかりなら印税だけで十分ですけど、昨今、そんな十分な大型案件ってのもどんどん減ってますから、みんな大変なんじゃないかな。)


ほかのケースでいうと、近年目に余るなぁと思ってるのが

エンジニアさんや、編曲家さんが強いられる
「Vocalピッチ修正作業」
(現場によって誰が負担してるか違いますが)


技術が進化し、ボカロなどが台頭するにつれ
簡単に修正できると思われるようになってしまい


ぱぱっと歌って
「あと適当にお化粧(修正)しといてください♬」

ってスタジオでちゃう歌い手さんが
激増してしまって、


その修正をまかされた人が、ものすごい時間をかけて、修正ぶんの莫大な作業量がノーギャラ、というケースが増えてるんです。


これ、まじしんどいのに
ノーギャラとか気の毒すぎて。。心が痛い。
心ある現場であれば、追加料金出るのかもしれないけどあんまり聞かない。。


こういったことは、音楽業界じゃなくても
たくさん起きていることだと思われます。

もしアメリカであれば労働組合が出てきて、
「働いた全部ぶんのギャラを払いなさい」となるわけですが


日本では、
「ここで文句を言いだしたら
次の仕事がもらえなくなるし、みんなもらっていないから我慢しなきゃいけないよね。」


というのが、暗黙の常識になっているのが現実です。


年々、音楽に限らずこういったクリエイターの
「目に見えない潜在的搾取」は増えており

そのあまりの未来のなさに、しびれを切らして
アメリカへ移住する!!
と言いだした経緯もあります。


このままだとクリエイターの値崩れストリー
阻止することは敵わず
さらなるデフレを呼んでしまうのが目に見えています。


これは、
「おもてなし No.1の国が
  過労死No.1の国である事実」

にも通じる話で

日本では、労働者側に、過度な負担をかけすぎ
もしくは
過度な負担をかけたぶんの対価を払わないのも当たり前

という価値観が日本全体に蔓延していることが根本原因だと思われます。
日本人の労働対価は年々下がって後進国になりつつあるそうです。


さて、私がパートナーをつとめております
日本エンターテイナーライツ協会では

「エージェント制の導入」

を目標のひとつとして掲げているのですが
アメリカなどではスタンダードである
この「エージェント制」


日本の芸能界も早く導入すべき!!!

という声が
最近すごく増えているのですが
まず導入することが、現在の日本では難しい。
導入してほしくない人が多すぎるため
すごく時間がかかるでしょう。

(しかし、本当は
嫌がっている側の方々にとっても
エージェント制の導入は、たくさんのメリットがあります。)


そして、導入してみたところで
もっと大きな問題が立ちはだかります。

いざエージェント制を導入すると
今まで
「事務所などが仕事を持ってきてくれるのが当たり前。」

と思っていたクリエイターさんが、一気に食いっぱぐれます。

高度なセルフプロデュース能力の必要性が問われていくからです。


アメリカのエージェント制というのは
アーティストやクリエイターが

自力で自腹で、ブッキングエージェント、マネジメントエージェント、などを雇い、仕事を回していくことになります。

セルフプロデュース力がかなり問われますね。


しかし
そんなエージェント制の導入を何十年も待つしかないのか、、とげんなりしていたら
最近は、個人の価値に対して応援したい人が支援し、資金を調達できる「VALU 」など


アメリカの価値観により近い
日本にとっては画期的なサービスがいろいろ出てきました。

(私も初心者ながらに始めてみました。


仕組みが複雑で、いろいろ勉強しないと
簡単にぱっと手を出せる感じでもないのですが
今日書いたような

「すごく働いてるのに、目に見えない仕事だからノーギャラ自腹」


という切ない状況の中で
クリエイターたちにとっては、一筋の救いになるかもしれません。
よくわからない謎の「中間搾取」がなくなり、支援者にとっても被支援者にとっても嬉しいプラットフォームになりうる。


まだわからないですけどね。
私も勉強中です。


これからの時代は

「だって日本じゃこういうものだからしょうがないよね」って我慢して、安定を得る代わりに少しずつみんなで首を絞めあっていく人たちと


自分自身で自分の価値と信用をクリエイトし
自分自身で生み出した価値への対価として、お金や支援を得ていく人たち


に、大きく二極化していくのではないでしょうか。


さて、あなたはどうしますか?


しほり

◼︎2018年9月1日 銀座ヤマハホールにて
「凱旋!しほりBirthday ワンマンライブ(仮)」
開催決定!!!


■あの感動を再び!!

「2016.9.4 しほり誕」ライブDVD発売中!!!

{8AB49B2A-8198-440D-BBC3-BBD166E7940F}※完全ノーカット、高音質・高画質でお届け!!

【LIVEDVD】「しほり壮行会!NYへ行くの巻」〜東京・バースデー編〜ご購入はこちら

 

【最新mini album「Little Departure」】発売中!{5AA99104-CD75-49D6-B8FE-42D4AF519893}

◼️通販はこちら→しほりオンラインショップ

・5曲収録 (¥1,500 税込)

 

 

【しほりLINE公式アカウント開始!】

ID:    @cdk8063z

アカウント名:  しほり-Shihori-