先月、Apollo Theater、Amateur Night のオーディションに急遽勢いで参加

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オーディションの持ち時間は「1人90秒」
(本戦は3分)

多くの参加者が、30秒も歌わせてもらえず

「Thank you」

と告げられて強制終了、
という非常に厳しいものでした。


そして、何百人も並ぶうちのほとんどが「シンガー」。

そりゃそうだ、上手い下手問わなければ人類のほとんどができることだから。


その日私はピアノ弾き語りで、日本語で「キミノウタ」を演奏。


ピアノ弾き語りをできる歌手はNYにはほとんどいないと聞いていたので、strong pointにはなるのではないかと推測。

審査員の反応は非常に良く
私はなんと100秒ほども演奏。


明らかに90秒超えてるけどー!?

と困惑したところでやっと「Thank you!」
審査員はニッコニコで

「これはいけたかも!」

と思ったのですが
その場合格はもらえず。

ひたすらモヤモヤ、死ぬほど悔しいんだけど涙も出ず、最悪の気分に苛まれながら会場を出て目撃したのは、朝よりさらに何百人も並んだ参加者長蛇の列。

そうか、
審査員は私のあと、最低約160人のパフォーマンスを観なければならず、最初からバンバン歌手で合格を出すと収拾がつかなくなるから、少なくとも私は「ペンディング」の枠にいるのでは

と思いました。

そしてオーディション後にやっとAmateur Nightを3度観戦。
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百聞は一見にしかず。

それでやっと、推測だけでモヤモヤだったすべてのことが、ああなるほど!!

「アポロのオーディションに受かるにはコツがある」
それが何かがわかってきました。


そして、結論
「Apolloに合わせたやり方で勝つ」ことが必ずしも、「しほりにとって」大正解ではない、ということもわかりました。


でも、誰よりも負けず嫌いの私
こんな消化不良で終われません。


早速その直後に、次回9月のオーディションの発表がいつになるのかチェックしていたら

ふいに、今月中旬

Apollo TheaterのTV版が約10年ぶりにFOX TVで復活、そのオーディションが4/23に開催


と、ごく直前に割とひっそりと公式サイトで発表されたのです。


なんと、帰国の2日前!!

その日にプチ海外旅行を実は予定していたのですが、一晩考えて旅行をキャンセルし
オーディションに挑戦することにしました。


今回はしほり的なApollo対策の方向性がある程度見えていたので、急ピッチでパフォーマンスを仕上げました。

あまりにイレギュラーなタイミングと内容のオーディションで、様々な事情や作戦の是非が想定されましたが


前日には仕上がり、あとは
自分を信じて、堂々とやるしかない。

と自分に言い聞かせながら参戦。

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【急なステマ!】
このパフォーマンスの内容は
5/3(水・祝・昼)のしほりレコ発ワンマンライブ@ 恵比寿天窓switchにてご覧いただける予定です!

あらゆる可能性を考慮して挑んだ今回は、驚くほど冷静にベストを尽くすことができました。


私は今回ちょうど90秒に楽曲を編集してきたのですが、無事最後まで終えるとしばらく、会場が
「しんっ・・・」 と静まり返っていました。


自分で終わりました的な仕草をしてやっと「Thank you」。

前回よりさらにニッコニコの審査員


どうやら、3人中3人がOKを出すとその場即合格、2人がOKだと、後日選考に残るのではという話で

私は2人がOKを出して、後日選考に残ったようです。


でも、私の心は驚くほど晴れやか
これがダメだとしても私の人生には大した問題ではない、と言い切れるほどに清々しくやりきった気分でした。

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私的な、最大の賭けポイント


「Apolloで、日本語で歌うことは本当に受け入れられないのか否か?」


関係者の話から
これまでのAmateur Nightでは


日本人歌手が日本語で本戦に出場したケースは
今まで一度もない、一人もいない

そうです。
(いいにおいがする。。)


知らない言語の歌で3分間も観客が耐えられるわけがない。」


とのこと。

しかし


「一人も挑戦したことがないのに
なぜ絶対に無理だと言えるのか?」

これは、
不可能であることの証明にはなりません。



今回の挑戦、賭け、審査の反応を総合して見て


「私にとっては」

たとえ勝てる可能性が高くなろうとも
英語でスタンダードを歌うのは、私らしいやり方ではない

と確信しました。

しほり的な発想でいくとこうです。


・みんながやってるやり方で勝っても驚きがなくね??

・しほり的にカバー曲で勝っても意味なくね??


・みんなが「無理だ」と思ってて挑戦していないことでもし私が勝てたらかっこよくね!?!?



「誰もやったことがない」


完全なるBlue Oceanです。

ワクワクしかしません。
海賊王になることしか考えられません(笑)


日本語の美しさを
日本人の底力を
見せつけてやろうじゃないの。


人一倍
「言霊パワー」にはこだわって
磨き抜いてきたこの人生。

メッセージやパッションが伝わるのは
言語だけによるものではない


そして、
今回の学びをいろいろ噛み締めて
その夜気付きました。


今回は「君笑みの華」を歌ったんですけど
これはゲーム「祝姫」の挿入歌。


ゲーソン


それでもし、まっとうにアメリカの一般フィールドで戦えたら(※そもそも親日な日本オタク系ファン向けではなく)

私がこの10年、アニソンやゲーソン界隈で培ってきたことの、何か証明にもなるだろうし
日本の仲間たちや、ファンの人たちにも何か勇気になれたりするんじゃないか

って。

公開アメリカンドリームは、
日本で培ってきたすべてを活かして、踏まえてNY拠点に世界で戦おう、というのがコンセプトの核です。

その本質にもきちんとフィットした形で
さらなる世界向けの勉強をしていけそうです。

このあとのAdventureもどうぞお楽しみに!!


帰国中の飛行機にて。


しほり


P.S. スイス経由で成田に到着しました!!

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