クリスマスはいかがおすごしでしたか?
私は近年、いつもクリスマスライブを入れていたので、久しぶりにライブしないクリスマスでした。
あ、代わりに昨日の夜、少しだけ
ツイキャスの「クリスマス配信」をしましたが🌟

あとは、しほりLINE公式アカウント( @cdk8063z )にて、しほりさんタさんからちょっとしたプレゼントをお届けしました♬



さて、遡って24日クリスマスイブは
ブロードウェイの伝説的ミュージカル「RENT」の20周年来日公演に行って来ました!!

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この作品は、私にとって人生初のブロードウェイミュージカルだったのみならず、とても特別な思い入れがあります。


最初に知ったきっかけは、曲中の名曲
「Seasons of love」
(イントロ聴くだけで泣きそうになります。)


2003年頃だったと思いますが、当時、ユニットしほりとあすかでいろいろ音楽的にプチスランプだったある日。

当時熱狂的なファンだった、大学生の女の子が
今や超有名なゴスペルクワイアに成長した「サフロファミリー」に在籍していて

「しほりん、よかったらぜひ私たちのライブを観に来て!」

と誘ってくれました。
そのライブで、「Seasons of love」を初めて聴き、とんでもなく感動し、衝撃と感銘を受けました。

めちゃくちゃ泣きました。
当時のスランプは、あっという間に吹き飛び、帰りのバスに揺られながら、新しい曲ができあがりました。


その時に「RENT」というミュージカルの曲である、ということは知ったんですけど、ミュージカル自体を初めて観ることになったのは



ざっと飛んで2009年のことです。


その年の私は、長年の燻りが急に晴れたかのように、
水樹奈々さんの「沈黙の果実」や、菅野よう子さんに歌詞を採用していただいた「ユニバーサルバニー」など、作家として初めて世に出ることができ、同時に当時「瀬名」名義で出したし3rd Single「NEVER END WONDERLAND」が、いろいろ運良くオリコンデイリー初登場5位を記録するなど、初めてなんだか世の中に出られそうな予感、みたいなものを感じ始めた、


というタイミングで、
突然、離婚危機に直面してしまいました。

たとえどんなことがあろうと一生を捧げる!!
と、心と神様に誓って結婚していたので
急にそんなことになってしまって、わけがわからないまま、憔悴しきってしまいました。


ライブでは相変わらずパワフルに歌いまくっていまし、さらにガンガン提供用の楽曲を書くまくるなど、仕事に悪い影響はいっさいなかったと思うけど
楽屋ではずっと熱を出して寝込んでいたり
ずっと泣き通しで、いろんなアーティストさんにご心配かけてしまいました。


小枝のようにやせ細り、立って歩くこともままならないほど弱ってしまった私を心配した友人が
その時、来日公演をしていた「RENT」に誘ってくれました。


その年の「RENT」は、オリジナルキャストが多く出演しており、めちゃくちゃクオリティの高い、最高の日本ツアーでした。

友達が取ってくれたチケットで行ったのに加えて
「RENT」では、初演の時代から「エンジェルシート」というシステムがあります。

「RENT」を作った、天才作曲家、故ジョナサン・ラーソン(初公演の前日に若くして急死)が、お金がなくてブロードウェイを観にいきたくても行けない若者のために、
最前列の席を無料で開放し、劇中に出てくる「Angel」という愛の溢れるキャラクターにちなんで「エンジェルシート」として、公演前にその最前に座れる人を抽選をする、という伝統?です。


本来くじ運の悪い私ですが
「今日は体調が悪くて外に出られそうにない」
という日に、友人が

「しほりちゃん、今日はなんだか絶対にエンジェルシートが当たるような気がするの!だからなんとか来て!!」


と連絡をくれて、がんばって赤坂BLITZへ行ったら
本当にその日のエンジェルシートに当選して(!!)
最前で観ることもできました。


その他普通のチケットでも何度か観たり
ブロードウェイ通の友達にガイドされて
キャストの入り待ち、出待ちをして(そういうの初めてした!)
当時の私はまだ英会話ができなかったのですが
常連の友人のおかげでキャストと少しお話をしたり、パンフレットにサインをいただいたりもしました。
今でもそのパンフレットは宝物です。


千秋楽は、チケットが取れなかったのですが
1000人ほど参加したエンジェルシートの抽選に応募して結果を待っていたら
なんと、たまたますぐ隣にいておしゃべりをしていた男性が、「当たった!!」

・・・すごい!!
と思ったら
その方、なんと、その数日前にたまたま観に行った別のミュージカルで、オフだったらしい「RENT」の主演俳優さんとばったり会って
声をかけてお話していたら
「千秋楽はこないのかい?席が取れなかったなら、僕のマネージャーに連絡するといい。チケットを用意するよ」

と言われて、関係者席のチケットを持っていたのです!
(すごい引きの強さ!)


それで、
「よかったらこのチケット、あげます。僕はエンジェルシートで観たいので」


と言ってくださり
私は運良くのおこぼれで、関係者席で感動の千秋楽を観ることができました。

(その方は、今でも時々私のライブを観に来てくれることがあります。)


Seasons of love で、かの素晴らしいソロパートを担当していた、グエン という黒人の女優さんは
ファンとの交流をとても大事にしていて
友人が主催した「RENT オフ会」に自ら参加してくれて、グエンと一緒に歌う機会にも恵まれ

英語が堪能な友人たちが当時
私が作家をしている、ということを彼女に説明してくれて
グエン本人から
「それは素晴らしいわ!いつか私にも曲を買いてね。」
と名刺をいただきました。

(当時、弱りすぎてたのと、まだ実績が少なく自信がもてなかったので、チキンになってしまい、せっかく名刺をいただいたのに、結局連絡することができませんでした。)


そんな特別な思い出もたくさん生まれたのでした。


作品の内容は、これまた今思えば
ずばりNYを舞台にしていて、今よりずいぶん昔の、めちゃめちゃ治安が悪かった頃のNYのお話なのですが

とにかく心を揺さぶられる
素晴らしい音楽とメッセージに、どれだけ励まされ

当時、気を抜いたら「このままベッドの上で死んでしまいそう」
というくらい弱っていた私に
リアルに「生きる勇気」を、毎回毎回たくさんくれました。


「愛しい 525600分=1年 を君はどうはかる?  たとえば、愛で測ったらどうだろう?」


RENT= 家賃  ですが
若いアーティストたちが、家賃なんか払わないよ!という抵抗の歌、、の最後のメッセージが


「すべては RENT=神様からの借り物 なのだから」


という神がかったダブルミーニングで
深いメッセージを表現していたり、


当時蔓延していたエイズで死んでいく若者たちが
遺された日々を迷いながらも一生懸命生きていく中で、


「No day but today = 今日しかないのだから」


というメッセージを繰り返し歌っていきます。
その時の来日公演は、ブロードウェイでも公演終了し、「これが最後のツアーです」
ということでもあったので

(なので、今年、20周年公演があると知ってすぐさまチケットを買いました。)

キャストとファンの強い思い入れが相乗効果であいまって
とにかく毎回、違う良さがあったりでしたが
ものすごいパッションと、クオリティでした。


そんな、自分の人生の荒波のようなタイミングで
生きる力をくれたこのミュージカルと
その作者である、ジョナサン・ラーソンに、めちゃくちゃ感銘を受けて


それで
ニューヨークにいくぞ!!

って決めた今年
実際本場のブロードウェイミュージカルを観て
「私も RENT のような誰かの生きる勇気になるよな作品を作りたい!」

と思って、まだストーリーだけできたという状態ではありますが
作品をあたためています。


離婚のことはちょっとヘビーすぎて
何年も傷を引きずってしまったので
結婚の時はファンの皆さんにご報告したんですけど、離婚のことは言えないままになってしまい

今はすっかり、そんなこと忘れてしまって
まるで別の人の人生に思えるくらい
元気100%、、どころか200%くらいパワフルになってしまいましたが


NYに移住することにもなったので、自分のけじめとして
今年の6月に離婚のことを公表しました。


まぁ、私程度のミュージシャンの昔の話なんて
たいしてどうでもいいことだとは思うんですけど


今のすっかりパワフルな私だけ見てると
ただのポジティブバカに見えるだろうなぁ
なんて思いつつ

でも、いろんな出来事で研磨されながら
いろんな人に励まされ、助けられながら
ここまでやっと辿り着くことができたよ。


という、ひとつの伏線として
誰かの勇気や元気になったらいいな、と思ってます。



ここまで書くのは初めてのことなので
だいぶ長くなってしまいましたが
「RENT」の劇中でも、ストーリーがクリスマスイブの日に始まるので

24日の公演を絶対観に行きたかったんです。


正直なところ
2009年の、オリジナルキャストが多かった公演のクオリティと比べると
キャストの力量や、パッションなど、だいぶパワーダウンが否めなかったのが残念ですが(涙)

それでもジョナサンの素晴らしい楽曲には
感動せずにいられなくて

やっぱり 「Seasons of love」で泣けました。


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私もNYを舞台にうつして
邁進していきますねっ♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪


そんなこんなで、RENT にまつわる思い出話でした。


しほり




【楽曲提供】
◼︎12/21発売、水樹奈々さん 12th Album「NEOGENE CREATION」収録
「WAKE UP THE SOULS」の作詞を担当いたしました!
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