しほり NY Diary Ⅱ 13日目、ジャズと王様と私

今回やっと初のTimes Square！！

うーん、やっぱり素敵だー。

エンタメの聖地ってオーラがバリバリです。

といっても、ちょっと寄りつつの

友達と3人でおいしいコリヤン料理屋さんへ！！

めっっちゃおいしい上に

写真右上の、キムチとかの小料理？6品が

無料でついてきて、かつおかわり自由！！

めっちゃおなかいっぱい食べました（笑）

大満足！！

ランチの後は友達の友達のジャズトリオライブをみに。

すごくよいピアノトリオだった！！

ドビュッシーが思い浮かぶようなピアノ。

メロディアスで繊細で、

バランスがめっちゃよいトリオだった！

アンサンブルってやっぱバランスが何より大事だよなーと実感。

その後、急いでリンカーンセンターまでひとりで移動。

ブロードウェイミュージカル「KING&I」を観に！

リンカーンセンターで

何かのセレモニーがあって、レッドカーペットに、報道陣、セレブリティと思われるゴージャスな方々がいて、すごい雰囲気に圧倒されました。

さて！

今回唯一の鑑賞できたミュージカルは

渡辺謙さんがオリジナルキャストで主演されて話題になった「KING&I」

舞台の下に、生オーケストラ！

素敵。

残念ながら、もう渡辺謙さんじゃないんですけど

オリジナルキャスト版で観た友達が、すごくよかった！！というおすすめをしてくれました。

しかしこれが舞台の面白くて難しいところなんですけど、

オリジナルキャスト版がよかったからって

人がかわるとまた全然違ったり

人によってだいぶ変わったりする。

2009年にRENTが来日公演したときに

何度も通ったものですが、全部同じキャストでも

その日によって全然感動するポイントが違ったり、今日は調子よくないのかなーと感じたり

かとおもえば、日によって涙に打ち震えたり。

私自身演劇をやっていた時代があったので

よくわかるんですけど、すごくなまものなんですよね。特に関わる人数が多いほど、チームプレイだから、「全体のバランス」が大事になってくる。

やっぱりアンサンブルですね。

そういう観点からいうと

私がこの日観た「KING& I 」は、あまりよかったとはいえなかったです。

悪くないんですけど、すごくよくはない。

全体の平均点は高いし上手なんだけど

上手、の先のビジョンや、奥のパッションが

伝わってこない。

すごくいい人も2、3人いて、

その人たちがソロを歌っているときはぐっと惹きつけられるんだけど、あとは、普通というか

上手なんだけど、それ以上のものを出してる人と出してない人が掛け合ったりすると

一気にアンバランスに感じる。

英語が完全に理解できないからこそ、

「言語をこえたところのパッション」

みたいなものが、くっきりとよく浮き出て見えたり、逆にないとすごく凹んで見えたりする。

あと、言霊パワーをどれだけねじこめているか。

そういう意味で

やはり

「アメリカだから英語で勝負しなければいけない」という説が、はっきり崩れますね。

やっぱり言葉がわかんなくても

感動して涙が出てしまったり、思わず爆笑しちゃったりするし

伝わるものは伝わる。

そういうことをあらためて実感しました。

あとは、すごく細かいことですみません、というかんじですが

イギリス人とシンガポール人が出てくる設定で

英語が、それとなくイギリス英語にされてるんですけど、

それがイギリス英語になってる単語と

アメリカ英語の発音になっちゃってるとことが

ちぐはぐだったり

セリフだとイギリス英語(を主に)だけど

歌い出したらアメリカ英語だったとか

いろいろ混乱しました。

やるなら徹底してほしいなぁ。。というのが正直なところ。

前回観た、Mutildaは、全編通して

全員がバッキバキにイギリス英語で仕上げてて

おかげさまでただでさえ早口の英語は聞き取りにくいけど、さらに聞き取りが難しかったのですが

なるほど、イギリス英語の発音って

こういうかんじなのかー。というなんとなくのデータが取れたんですが

たとえばもし日本語だったら

ドラマとかで、地方舞台の設定で、方言指導も入ってて、主要なセリフは方言だけど

あとは標準語のところもあったり、方言ができてない、とか

そういうのに、違和感を感じるのと同じことだと思います。

そんな細かいことどうでもいいのかもしれないけど、それを徹底していてすごかった作品を観たあとだったから、つい比べてしまいました。

でもきっと

そんなことがどうでもいいと思えるくらいの爆発的なパッションとかあったら

気にならなかったかも？

すべてはバランスですね。

でも、異文化交流ものならではの言語的な表現の問題というのは、勉強したいところだったので

とても参考になりました。

うーん、やっぱりいつか渡辺謙さんバージョンでまた観てみたいなー！

どんなかんじだったんかなー？

でも、オーケストラの演奏は素敵でした\(//∇//)\

やっぱ生オケいいなー！

そんなわけで

ひねくれ意見ぽくてすみませんが

いろいろと勉強になりました。

よき充実！！

しほり

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お待たせしました！！

ついに発売！！

大反響だった前回の初NYでの日記、という名の

びっくり大冒険「しほり NY Diary」が

書籍版になりました！！

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3,000円(税222円)

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しほり NY Diary
内容: 全28P (手記、写真集オールフルカラー)
価格: 3,000円(税込)
発売元: SHERRY MUSIC
販売元: Peaceful Harmony

※NYCDをご購入下さっているお客様につきましては、日頃の応援の感謝の気持ちを込めまして
各ライブ会場にて500円をご返金させていただきます。(お手数ですが、ライブ会場にて、NYCDをご持参いただくか、写メなどをご提示ください。)

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