近年さかんにいろんな場所で
「これからは物質中心の世界から精神の時代になっていく」
ということをよく聞くのだけど、
ああやっとか・・・長かった、と思う。

記憶のある限りでは小学6年生の頃から、
世の中のあり方、大人たちの言う常識、
思いこんでる社会全体の価値観に疑問を持っていた。


みんなが違う人間なのに画一的で一方通行な教育、
生まれた時点である程度大人になっていくプロセスにはテンプレがあって
みんな不満は言うけどそれが当たり前だと思って
自分で教育や勉強、労働の意味や価値を考えない。
自分だけの道を選ばない。


「人は幸せになるために生まれてくるんだよ!」

「愛が一番大事なんだよ」

「本当にやりたいことで、世の中のためになることならいくつの願いだって叶うんだよ!」



そうひたすらに伝えても、大人たちや友人には笑い飛ばされ

「そんな都合のいい世の中じゃないんだよ」
「そんなんじゃ人に騙されるよ」

と諭されるのだった。
(『Life』という曲でも歌ってますね、このあたりのことは)


子供の時はバカにされて終わりだったけど
2002~2004年前後に関わってた事務所さんには、
当時心の闇をえぐるような音楽が流行っていたので、

「しほりの曲はきれいごとだ!もっと汚い闇があるんだろ?そういう詞を書け」
とよく言われたものです。
 (無理して暗い歌詞を書いてみたり
 暗ーい人格を装ってライブさせられたけど大変だったなぁ・・汗。
 おかげさまで今ではしほりとあすかみたいに、
 エンターテイメントとして闇サイドの表現も楽しんでできるけど。)


なんでこんな当たり前のことにみんな気づかないんだろう。。
と、もどかしい子供時代を過ごしました。


本格的なアーティスト活動を始めた2001年頃、
今でいうスピリチュアルな感性を持つような方などによく言われました。
「生まれるのが10年早かった。時代が追いつくのにあと10年かかる」


子供時代は誰も耳をかしてくれなかったようなことも
今は多くの人が普通にわかりあえる時代がやってきた。



子供の時の私に教えてあげたい。


「君の想いは間違っていないんだよ!時代はちゃんと変わっているよ!」


子供のときはもどかしくてもただ子供ながらに
できることを個人的な範囲で実践するだけだった。


でも、もう大人です。
大人になったら、子供の頃の夢を実現する力もチャンスも増えるのです。


自分で行動していけるんだもの。



だいぶ自分語りでお恥ずかしい気持ちもあるのですが・・
子供の頃にほんとにもどかしくて悔しかったから、
変わりゆく時代が、不安もあるけどそれよりわくわくが大きいんだ。


きっとそんな時代が来る!
と信じてたけど、本当にきてる。おそらく、確かに。


思ってたより道は長く険しかったし
まだまだ、私は無力だけれど
20年近く誰に笑われてもだいじに守ってきた夢を想いを、実現させてゆくときが来てる。
という気がします。


志ある素敵な人たちともたくさん出会えているし、今はとても心強い。



「越えられないなんて、誰が決めたの?

灰かぶっても、誇りは捨てちゃダメ!


(♫「シンデレラじゃいられない」)