

「中国で全国ツアーを3カ月すると、150億ウォン(約11億円)を出すという提案もありました。しかし映画『ニンジャアサシン』を選びました。自分の目標はお金ではないですから」--。
歌手ピ(Rain、26、本名チョン・ジフン)が2年ぶりに第5集アルバム『Rainism』を携え戻ってきた。このアルバムタイトルは「ピの音楽、ダンス、スタイルがシンドロームを巻き起こす」という意味を持つ。ピは「外国で学んだ多くのことを韓国ファンに楽しく披露したいです。苛酷な市場で闘いながら、余裕を持つことを覚えました」と話す。
以下は一問一答。
--久しぶりの韓国での活動だが。
「わくわくしています。外国では本当に韓国語で話をしたかったです。独りで食事をすることにうんざりしていました」
--2年ぶりの帰国になるが、変わったことは。
「数日前に歌謡番組に出演したのですが、驚きました。オム・ジョンファさん以外はすべて後輩だったんです。後輩が自分の部屋にあいさつに来たのですが、ぎこちなくて“あいさつなんて…”と言ったほどです」
--第5集アルバムの紹介を。
「アルバムを作ってから、こんなに満足しながら聴いたアルバムはありませんでした。26歳の歌手ピの全てを注ぎ込みました。ピの歌はさすがだと、バラード『Love Story』で認められたいですね」
--演技に集中していたため、ダンスや歌の感覚が鈍ったのでは。
「演技と音楽は新しい魅力を持つ2人のガールフレンドのようなもの。演技に飽きたら歌を歌い、歌に飽きたら芝居を演じます」
--ハードな世界市場にあえて飛び込む理由は。
「1日に2度はどうして大変な道を選んだのだろうか」と後悔します。アジアで公演し、ドラマに出演すれば、お金も稼げるし楽でしょう。誘惑も多かったのですが、全世界の人々に顔を覚えてもらえる最初の韓国人スターになれる可能性もあると考えているからです」
--自分の人生のベストシーンとワーストシーンを挙げるとしたら。
「自分の人生のターニングポイントは3度ありました。最初はパク・チニョンさんと会ったことです。初めて連絡があったときに、合コンの約束が入っていたんです。当時、お金が無くて女性とも付き合えなかったので、チニョンさんに会いに行き、現在の“ピ”の誕生に至りました。2度目はウォシャウスキー監督に会うためにハリウッドに行ったことです。監督に気に入られようと、つたない英語でさまざまな話をしたものです。最後は映画『ニンジャアサシン』に会った今です。無限の可能性が開かれている現在です。ワーストシーンは母の病院費用を工面できずに母を亡くし、やるせない気持ちを味わったときです。唯一、努力では解決できないことでした」
--長い海外生活や書き込みなどによって憂鬱に感じることはないか。
「外国ではとても寂しくて“こんな生活をしているとうつ病になってしまう”と思いました。しかし悪質な書き込みを見ると、逆に負けん気が湧いてくる性格なので幸いです。孤独で辛いときはチャ・テヒョンさんやユン・ゲサンさんと会い、憂さ晴らしをしています」
--自身の墓碑にはどのような言葉を書かれたいか。
「努力する人間には常に道が用意されていると信じている。“努力型人間チョン・ジフン、素晴らしい人生をここに生きる”と書いてもらえると、うれしいですね」
私はジフニとともに素晴らしい人生をここに生きるって書いてほしいなぁ・・^^