

















“日本代表”として出演した真田広之をはじめ、監督のアンディ&ラリー・ウォシャウスキー兄弟、主演のエミール・ハーシュ、韓国のトップスターRain(ピ)ら主要スタッフ・キャストが勢ぞろい。真田は、世界各国から集まった多くの取材陣の質問に答えながら、堂々たる姿でレッドカーペットを練り歩いた。
アニメが放送された1967年に、リアルタイムで見ていた世代。「あの作品が、あの監督たちによって映画化されるということで、『悪いヤツでも、小さい役でもいいから、とにかく片棒を担がせろ』と、脚本を交えた監督たちとの打ち合わせの場で出演を即決した」というほどのほれ込みようだ。
フィルムを使用しないHDカメラで直に撮影される始めての長編映画。「『フィルムがもったいない』みたいな世界ではなく、演出しているときも回しっぱなし。編集次第でどんな映画もできるなという撮り方をするんです。勉強になったし、過ごした時間は非常に充実していました」と初体験の現場を振り返る。
完成品に関しては、“アニメの実写版”というより“実写プラス21世紀版CGの最先端”だという。「日本では、アニメを見て育った世代がこのコンピュータ系の映像をどういうふうにとらえてくれるか、というのがポイント。若い子たちは普通にすんなりと見てくれる気がするけれど、大人には、『ああ、時代は今こうなんだ』と認識していただきつつ、原作のスピリットを感じてほしい」とアピールした。
2003年『ラストサムライ』、06年『上海の伯爵夫人』など、ここ数年は海外での活躍が目立つが、映画の国籍は不問というスタンスは相変わらず。「作品や役の大小ではなく、組みたい作家と共演者、いい本や企画があれば、どこの国でも行くし、低予算なマイナーなものでもやりたい。今回のような大作と呼ばれるコマーシャルな作品とインディ作品の間を行ったり来たりするのが、自分にとって一番いいバランス。『出ました』というのではなくて、普通に『日本からの俳優がこっち(海外)でやっているね』と言われるような時代にしたい」とさらなる飛躍を誓った。
主演に抜擢されたハーシュは、日本のアニメ『もののけ姫』が好きで、プロモーションでの来日が待ち遠しい様子。「渋谷に行きたい。(日本の原作は)最高だよ。ウォシャウスキー兄弟みたいな天才が映画をつくってくれるのは、本当にラッキーなことだ。見たら、皆、ぶっとぶよ」と興奮を隠さない。
さらに、Rain(ピ)が「皆さん、本当にありがとうございました。本当に愛してるよ」と日本のファンに向け日本語でサービス。マシュー・フォックスは「僕が演じていて楽しかったのと同じくらい、皆さんにも見て楽しんでほしい」と自信をのぞかせた。
「これは家族で楽しめる“実写アニメ”』だ。カラフルでエキサイティングな作品になった」とプロデューサーのジョエル・シルヴァーも満足げ。気になる続編の可能性について、「まずは、これが成功してからだね。もちろん、続編ができたら最高だよ」と慎重ながらも意欲を示すコメントを残した。
今回のプレミアはハリウッド史上最大級の規模で、作品の注目度を証明した形。会場に昨年10月にイーグルスのコンサートででオープンしたばかりの多目的ホールで、約4000人が詰めかけた。
『スピード・レーサー』は、米国では5月9日(金)から3500館で、全世界では8500館での公開が予定されている。日本公開は7月5日(土)に封切られる。
ジフニ、日本語でメッセージいってくれたんだね・・
すごく嬉しい・・^^
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ジフニ、シホリンも愛してるよ~~~~~