芳村思風一語一会 vol.5179

10月1日(日)

思風会全国大会

今週末の日曜日の開催です

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千古の教場を去るべき

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現代は時代の過渡期

古い時代と訣別し、新しい時代を創ってゆく時代。

西洋の理性の時代から東洋の感性の時代へと変わろうとしている。

 

世界文明の中心は、今まさに、

東洋の入り口である日本の真上にきている。

 

今や人類は「千古の教場を去るべき時」を迎えている。

ちょっと不遜な言い方ですが

「釈迦やイエスがなんぼのもんじゃ」

というくらいの気持ちで、

これからの時代を創る新しい哲学や考え方を算出するとき。

 

古い教えは、学ばなければ超えることはできない。

古い教えを活かすだけでなく、

それを超えることをめざさなければいけない。

 

 

21世紀の一番大きなテーマは「平和」。

理念は「自由と平等」から

平和と人間性の進化をめざした

「和道と悟道」(道の思想)の理念に変わる

「権利と義務」に変わり

「道義と敬愛」

精神で人と関わり新しい時代を創るとき。

民主主義社会を超えて、

人類がお互いに尊敬しあい、認め合う

「互敬主義社会」をめざす。

 

競争して、勝つことで成長してきた時代は終わる。

これからは、お互いにたすけあい、協力しあい、学びあう

「愛」を原理にして、

経済活動をすることで人間性を高めていく

「人格主義経済」をめざさなければならない。

 

時代は、理性を原理にした画一性の時代から、

感性を原理とした個性の時代へと移り変わる。

 

しかし残念ながらわれわれの人間性は、

まだ画一性を要求する心情から脱却できていない。

会社では、同じ価値観を持った人間としか

一緒に仕事はできないと言われ、

夫婦も違いを理由に離婚し、

子どもたちも異なるものを

排除しイジメをやめることができてないし

宗教戦争をはじめ、対立は「違う」ということから生じている。

 

これからは、「違い」を理由に対立するのではなく

「違い」を成長と協力のエネルギーに変えていく力

を持たなければならない。

今人類を襲っているコロナウィルスの問題や

自然災害や放射能の問題など不幸な事態は、

異なるものを持った人間同士が

互いにたすけあい、協力しあい、学びあって

生きていく能力と人間性を開発し、

人類の人間性をもう一次元進化させよう

という意図の下に歴史が人間に与えた課題。

 

そして人類は、この課題を乗り越える努力を通してしか、

ほんとうに平和な世界や社会を創造する力を獲得することができない。

 

「風の思い」

~芳村思風 46の言葉~より

 

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

 

●芳村思風先生の勉強会

・10月1日(日)思風会全国大会

14:00~17:00 ホテルグランビア広島

17:30~ 懇親会

参加費:

講演会+懇親会:15,000円

講演会のみ  : 5,000円

※参加申込受付中

 

※お問い合わせ

思風庵哲学研究所