芳村思風一語一会 vol.4223
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理性的に生きるのではなく、愛を原理に生きる
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コロナの問題が、時代を10年~20年早く進ませました。
本来なら数10年後に定着すると予測されていた在宅勤務やオンライン会議などが、
実行せざるを得ない状況が起こったのです。
環境の整備ができていない中小企業にとっては
厳しい状況にあると思います。
変化に合わせたテイクアウトのような対応だけではなく、
新しい業態への転換も含めて、
会社組織や社員さんとの関係も大きく変化しなければいけないときなのです。
これがほんとうの意味での「働き方改革」です。
予想外の大きな問題は、近代から次の時代へと進化させるためにでてきているのです。
自宅待機やテレワークのおかげで、家族の存在が大きくクローズアップされています。
家族の大切さが見直されています。
しかし一方で、一緒にいても会話がない、
子どもとどう接していいかわからない、
ということも聞かれ「コロナ離婚」という言葉も出てきました。
今までは家族のためにと言いながら、
家族をかえりみずに仕事をしてきた人も多くいました。
「仕事で成功したけど幸せではない」ということもよく聞かれました。
あらためて家族とは何か、
幸せとは何か、
仕事とは何かを考える機会になった人も多くいたと思います。
テレワークが進むと、大都市の過密を避けるために、
過疎地域の活性化を含めて、地方にいても同じように働ける環境ができてきます。
そうなってくると会社組織の在り方や団結力の作り方など従来とは違ったものになってきます。
益々人間関係の力である「愛の実力」が大切になってきます。
今は、愛を原理とした生き方への転換期なのです。
「愛とは、考え方や価値観の違う人と共に生きる力です」
ものすごく簡単な言葉なのですが、
現実の世界では「考え方の違う人とは一緒に仕事ができない」
「価値観が同じ人じゃないと結婚できない」
と考えている人がほとんどです。
人類は、何千年もの長い間、人種の違い、
宗教の違いで責めあい、争っています。
愛とは許すことです。
違いを許し、認めて、受け入れることです。
だから「愛とは、矛盾を生きる力」なのです。
今こそ、ウィルス問題の犯人さがしや国家単位で対立するのではなく、
全人類が一致団結して、
途上国への医療支援、人的支援ができる体制を作らなければいけないのです。
今までは「誰かのために」という
「利他の精神」が大切だと言われてきましたが、
これからは、それに加えて
「誰かと共に」という
「統合の精神」で、人種も違う、言葉も違う、価値観も考え方も違う国や人が、
力を合わせて、共に助けあう世界へと進めなければいけないのです。
それには、愛の実力が必要なのです。
愛とは、矛盾を生きる力。
愛とは、不完全を生きる力。
なのです
「風の思い」より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・
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