芳村思風一語一会 vol.4092
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自分らしく生きる
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30代の男性がこんな話をしていました。
「私は、今まで自分らしく生きてきました。
これからも自分のしたいことをして生きていこうと思います。
でも、ほんとうにこれがということがありません。
今の自分は、ほんとうの自分じゃないんです。」

「自分のしたいことをして生きる」
「自分らしく生きる」
「ほんとうの自分」
「自分らしさ」とは、なんでしょうか。

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自分らしく生きる
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自分らしく生きるとは、自己実現・自己完成・自己創造の人生を生きることです。
自己を実現するとは、何を実現するのか。
ほんとうの自分とは何か。

(本来「ほんとうの自分やウソの自分という表現は、おかしい。
2元論で考えるから、ほんとう・ウソ、正しい・間違いとなります。
今までは、本能の自分と理性で考える自分という2元論で考えてきたので
このような言葉や考え方がでてきたようです。)

理性では、ほんとうの自分はつかめません。
理性でつかめるのは「変わらない自分」です。

心理学などの自己分析やタイプ別にわけることでは
「ほんとうの自分」は、つかめません。
人間は成長するものです。
ほんとうの自分とは、成長していく自分です。
自分探しは必要ないのです。
自己実現を考えるとき大切なことは、何を実現することが自己を実現することなのか、という問題です。

ほんとうの自分とは、命の底から湧いてくる欲求です。

成長する自分は3つに分けて考えます。
1.意志によって創っていく自分
(「人生における3つの問い」を自分に問いかける)
イ.どんな人間になりたいか 
ロ.どんな仕事がしたいか 
ハ.将来どんな生活がしたいか
答えを持ちながら、答に縛られず、さらに自分に問いかけ続けることです。

2.出会いによって創られていく自分
先生などの人との出会い、本との出会い、出来事との出会いが
人生を変えるキッカケになります。
長所を伸ばす努力をする。
自分で伸ばせるのは、長所だけです。

3.現在の自分
今、目の前にある仕事に全力を尽くすこと。
その中で感じる「何かおかしい」「ここをもう少し何とかできないか」
という現実への異和感に人生をかけて、創意工夫をしてみる。
自分の持っている限界へ挑戦する。
感性が行動のエネルギーです。
命から理屈抜きに湧いてくる欲求欲望が行動力につながります。
限界への挑戦を続けることで、理性の限界を越えたとき、ほんとうの自分が出てきます。

「人生は、意志と愛のドラマです」
自分らしく生きるとは、
自分のしたいことだけをしてわがままに思い通りに生きることではありません。
自分に与えられたすべての縁を活かし、
関わりのある人に配慮し、環境・しがらみ・義理・
人情すべてを活かしきって、自分の成長につなげることです。
命から湧いてくる欲求・欲望を理性を手段能力に使って、志まで成長させる。
愛を理性能力に匹敵するほどの問題解決能力をもった実力として成長させる。
命から理屈抜きに湧いてくるものがあってこその人生です。

感じてこそ人生! 燃えてこそ人生!なのです。


「風の思い」より


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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勉強会や講演会、詳しくは、主催者までご確認ください

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18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

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A5版 82ページ
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思風庵哲学研究所