「数学なんて、一生使うことがないのにどうして勉強しなければいけないのか」
「因数分解なんて勉強しても、生きていくのに意味がない」

と言われたら、どう答えるか

人生では、複雑な問題がたくさんあります。
数学は直接関係ないけど、難しい問題が出てきたとき,逃げないで乗り越えていく能力を作ります。
なんとか解いてみようといろいろな角度からものを考える訓練をする。
苦労して「できた!」ときの喜びを味わうことで、意欲も湧いてくるのです。

もうひとつ大切なこと。
子供に勉強を教えてはいけない。親の意見を強制しない。

子供に勉強を教えてもらうこと。
教えたら、教えたことしかしない。

他の方法を考えなくなり、すぐに他に頼ろうとする。

子供に教えてもらう。
「今日どんなこと習ったの?教えて?」
「お母さんは、小学校のときこんな問題がすごく苦手だったの。どうやって解いたらいいか教えて。」
少し大げさでも、感心しながら、聞く。
うまく教えられたら、

「よくわかったわ。ありがとう。明日もどんなこと習ったか教えてね。」

一緒に勉強する。
一緒に絵を描く。
共通体験・共同体験をたくさんすることも大切です。

子供だけにやらせようとしないことが大切なのです。

 

年代別教育論「愛の子育て」より