芳村思風一語一会 vol.2677
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心が欲しいと心をあげる
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今、多くの人が「理屈じゃない、心が欲しい」と叫んでいます。
いじめの問題、DV・虐待から考えられない理由による殺人などの事件も多発しています。
人間は誰でも生まれてから死ぬまで「愛されたい」という気持ちを持ち続けています。
近代では「人間の本質は理性である」と考え理屈をいう力を成長させてきました。
現代は「人間の本質は、感性だ」という時代です。
人々は理性を満たす理屈だけでは満足しなくなり、
理屈以上に心を求め、心を満たすものを求め始めています。
これまでずっと理性を成長させ、合理性を追求し、
理屈を言って論理で人を説得し、理屈で正しいことを追求してきました。
家庭では、夫婦も理屈を言って言い争い、
親子も理屈で対応して、心をあげていないのです。
学校でも職場でも理屈が主であり、理屈が優先しています。
自分の正しさを主張し、対立をつくっています。
「心が欲しい」とは何が欲しいのか
「心をあげる」とは何をあげるのかをわかっていません。
「人生は、意志と愛のドラマ」です。
人間の人生は、意志と愛のからみ合いで成り立っています。
意志とは、やり抜く心であり、
愛とは、人間と人間を結び付ける力であり、矛盾を生きる力です。
人間には意志があるから
「認めて欲しい」
「わかって欲しい」
「ほめて欲しい」
と思っています。
人間には愛があるから
「好きになって欲しい」
「信じて欲しい」
「待って欲しい」
という思いを持ち続けています。
誰もが「認めて欲しい」「愛してほしい」と叫んでいるのに、
誰も自分が思っているようには認めてくれないし、愛してくれない。
人間は皆満たされない心を抱えています。
「心が欲しい」とは、「認めて欲しい、わかって欲しい、ほめて欲しい」という気持ちです。
だから「心をあげる」とは、「愛をあげること」、「与える愛」です。
「認めて、わかって、ほめてあげる」こと。
「好きになって、信じて、待ってあげる」ことなのです。
「心が欲しいという叫びに応じて心をあげるという愛の実力を磨くことで、人間の心は、つながっていくのです。
「芳村思風 語録」より
(@1,000)
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
「感性論哲学 原理原則集」
(@1,000円)
●思風会 全国大会
平成28年11月3日(木・祝)
13:30~17:30 講演会
京王プラザホテル(新宿)
参加費:
10,000円 講演+懇親会
5,000円 講演会のみ
●芳村思風先生の勉強会
・10月1日(土)東京思風塾
13:00~19:00 品川
参加費:15,000円
・10月2日 仙台思風塾
10:00~15:00 仙都会館
参加費:4,000円
(前売:3,000円)
・11月9日(水)大阪思風塾
18:30~20:30 心斎橋サンテカフェ
参加費:5,000円
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所