☆☆☆☆☆☆
愛の本質とは、何か。
☆☆☆☆☆☆
愛を情緒感情的なものではなく、
能力としてとらえ、実力として成長させる。
そのためには、愛を学問ととらえてかんがえる。
愛の空間論的本質とは、何か。
愛は、人間と人間を結びつける力である。愛は、人間関係の力。
人間関係は、社会であり、社会とは、現実的空間である。
社会には、いろいろな考え方、宗教、価値観が混在する。
社会性とは、性格も、考え方も、宗教の違う人が一緒に生活すること。
宗教が違うから一緒に生活できないということは、社会性がないということ。
社会性がないということは、人間性がないということ。
人間性がないということは、人間じゃないということ。
考え方の違う人と一緒に生活するためには、努力が必要。
どうしたら一緒に生活できるか考える努力。
愛の実践的原理は、努力である。
愛とは、他者と共に生きる力である。
愛の時間論的本質とは、何か。
時間的な所から、愛をとらえると種族保存の欲求から、恋が出てくる。
子孫を残すための欲求である。
恋と愛の違いは何か。
恋は、相手を理想化する。アバタもエクボ。恋は、盲目という状態になる。
相手の本当の姿が見えなくする。結婚させるため。
結婚すると、離れているために生じる恋しいという心情がなくなってくる。
アバタがアバタに見える。一緒に暮らして短所が見えてくる。
人間が人間を愛するということは、不完全な人間を愛すること。長所も短所も愛すること。
短所を愛するのは、努力が必要。愛は文化となり、現実を生きるための力となり、実力となる。
そして、磨かれて芸術になる。
だから結婚は、恋の終わりで、愛の始まりなのです。
短所を愛するとは、短所がなくなれば人間ではない。短所をなくす努力はしてはいけない。
人間の本質は心。人間らしい心は、短所が作る。短所がなくなれば、謙虚になれない。
長所だけでは謙虚になれない。短所があること自覚することで、傲慢にはならない。
長所を徹底的に伸ばして、短所はでないように努力する。
自信の裏に謙虚さがあって、生きる力になる。自信だけでは傲慢になり、謙虚さだけでは卑屈になる
長所も短所も、年齢や相手によって変わる。どんな状況になっても、長所も短所も半分ずつある。
長所をのばせば、短所は味になる、人間味になる。
短所があることで、角熟になる。
短所をなくして円熟になると個性がなくなる。
人間は、宇宙の一部であり、宇宙そのものです。
宇宙は、表裏、善悪、正しい間違い、対立しているのではなく、協力しあってバランスがとれている。
人間も宇宙の一部であり、宇宙そのものなので、長所も短所も半分ずつある。
このことを自覚することが、短所を愛するということ。
愛とは、許すこと。短所があること許すこと。
自分にも短所があり、出てきたときはあやまる。他人の短所は、責めてはいけない。
理性的に正しい人間ではなく、人間的に正しい人間にならなければいけない。
人を傷つけるような正義は、正義ではない。
愛の本質を空間論的、時間論的に合わせて考えると
愛とは、他者と共に生きる力であり、短所を補い、長所で人を助ける。
『芳村思風 風のことば集』より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
●芳村思風先生の勉強会
・4月22日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち 901
参加費:2000円
・4月26日(日)熊本思風塾
13:30~16:00 桜の馬場城彩苑
参加費:3,500円(前売3,000円)
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
http://shihoo.p-kit.com/