カオス マスターオブマジシャン
光と闇の融合が生み出した、混沌の宿りし最上級魔術師!
マジシャン・オブ・ブラック・カオス降臨!!
遊戯vsペガサス、クライマックス!
両者のエースが激突する!
「お前にはカードと、もう一つ信じているモノがあるじゃろう?
心の中にいるのはもう一人の自分だけじゃない。見えない絆で繋がっている者達がいるはずじゃ……」
「わかったぜじーちゃん!」
主人公のピンチにありがたいアドバイスを!流石ヒロインだぜ!
「ワッツ!!?遊戯ボーイの心の中に何人ものマインドが!カードが見えない!」
「ペガサス!てめえにこれ以上、遊戯の心の中には踏み込ませねえ。とっとと出ていきな!」
「貴様の千年眼の力でも、オレたちの結束の壁を破る事は出来ないぜ!」
ペガサスぐぬぬwww
これが結束の力だ!友情パワーでマインドスキャン再び突破!
でも隙間から、魔法カードで『死のマ……ス』って見えちゃってるww
「いくぜペガサス!魔法カード『死のマジック・ボックス』!」
(対抗手段が間に合わない……!)
そしてすぐ使うカードなら別に隠す意味も無いっていう。
まぁ精神的に優位に立つことは出来た!
「『タイム・ボマー』と入れ換える事で、『ブラック・マジシャン』はサクリファイスから脱出!」
「タイムボマーがサクリファイスに取り込まれた!ガッテム!」
これは上手い使い方。原作のマジックボックスの汎用性は異常。
「(無言のドロー)。ワタシのターンは、終わりデス……」
「オレのターン!フン、『ブレイン・コントロール』!」
(サクリファイスは1ターン遊戯ボーイの手駒と化してしまう!……ん?)
「フフフフフフフ……HAHAHAHAHAHAHAHAHA!!
策士、策に溺れるとはこのことデース!
そんなことをしたためにユーのブラックマジシャンはタイムボマーの自爆に巻き込まれてしまいマ~ス!」
「それはどうかな?
オレには伏せカードがある。もう一つの心が残してくれたカードが!
『カオス-黒魔術の儀式』!!」
最高に盛り上がる場面で哲学キター!
そして処刑用BGM!
「『タイム・ボマー』と『ブラック・マジシャン』を儀式の生贄に捧げる!」
(そんな方法で自爆を阻止するとは……!)
サクリファイス生贄にすればいいのに、と思うけど
ここの場面はサクリファイスを生贄に捧げられない理由が。
場には、ブラマジ☆7、サクリファイス☆1、タイムボマー☆2。
この儀式に必要な☆は8個以上だが、儀式召喚の際に余分な生贄を捧げる事は出来ないので、
可能な組み合わせは、『ブラマジ+サクリファイス』or『ブラマジ+タイムボマー』のどちらか。
ここでタイムボマー残しちゃうと儀式召喚後に爆発しちゃうので、後者の組み合わせを選ぶしかない。
原作の場合は、攻撃力1500以下を2体だから、吸収で攻撃力計1600扱いのサクリファイスはダメなのかな。
と、無理矢理納得してみる。
「黒き混沌の魔術師!マジシャン・オブ・ブラックカオス降臨!!
ペガサス!これがオレたちの切り札だ!この切り札でお前を倒す!」
AIBOと王様、二人の切り札降臨!
「しかし、このターンでサクリファイスの洗脳効果も解けマース!
次のワタシのターンで、ブラックカオスをサクリファイスに取り込み、その能力を奪って見せましょう!」
説明は……
「オレはこのターンで、カードを1枚伏せ。更にもう一枚のモンスターを、守備表示で!ターン終了だ!」
「遊戯ボーイの出した伏せカード2枚、その正体も彼の仲間たちのマインドに阻まれ、
見破る事は出来まセーン……シット!とんだ邪魔者たちデース!」
いや、その前まで手札見てたんだから分かるだろ!
マインドスキャンに頼りすぎて、記憶力も衰えてしまっていたようだ。
「ワタシは2枚のカードを場に出し、サクリファイスの特殊能力をさらにパワーアップさせマ~ス!
『サクリファイス』に『千眼の邪教神』を融合!!邪神!サウザンド・アイズ・サクリファイス!!」
ペガサスも切り札を出してきた!
キモイ……!
「ファイナルターン!
『サウザンド・アイズ・サクリファイス』の特殊能力!千眼呪縛!
フフフ、これでユーのモンスターの動きは封じられた。
この千眼呪縛の効力は、これから場に出されるモンスターに対しても有効。
つまり、ユーは永続呪縛の罠にかかったのデス!」
吸収能力もさることながら、この拘束力が半端ないんだよなぁ。
OCGだと、月詠命とのコンボとか凶悪。
☆1融合だから、突然変異やカプメンで簡単に出せる点もヤバい。
「終わりデス、遊戯ボーイ。邪眼発動! 魔法カードオープン!>
HAHAHAHAHAHA!邪眼の光を受けたブラックカオスはサクリファイスに吸収されマース!」
「それはどうかな?」
今回2度目の哲学!
「ワッツ!?クリボー!?」
「お前はミスを犯したぜ。
千眼呪縛によって伏せ表示で場に出しておいた『クリボー』も、その効果を受けて、表になっていたのさ!」
発動していたならぬ、表になっていた!
「さらに、セットしておいた『増殖』のカードが発動!クリボーは無限に増え続ける!!
全てのクリボーは邪眼の光を受け、サクリファイスに吸収される!」
無限なのに全てとな。
「フフン。だがコイツもオレの狙い。クリボーの特殊能力は敵に触れた瞬間、機雷となって自爆する能力さ!」
「機雷化!?」
「サウザンドアイズサクリファイスの千眼は、全て潰したぜ!」
(しまった!遊戯ボーイはコレを狙って、クリボーを犠牲に!)
創造主も知らなかった(忘れてた?)クリボーの機雷化!
原作のペガサスは、クリボーが見えていたのにも関わらず無警戒で舐めきっていたので更にひどい。
「覚悟はいいな、ペガサス!
オレのターン!ブラックカオスの攻撃!!
滅びの呪文――デス・アルテマ!! 」
「うおおおおおおおおぉぉぉぉぉ……」
「ペガサス、ぼくたちの……勝ちだ!」
トゥーンワールド、マインドスキャン、サクリファイスコンボ、サウザンドアイズ、
ペガサスの繰り出す数々のチート戦術を、全て打ち破っての勝利!
王国最終戦に相応しい、良いデュエルだった!!
「もう一人のぼく」
「やったな、AIBO!」
この一戦で、二人の絆も強まった!
二人の物語はここからが本番な所がある。決闘の後、何処かへ消えたペガサス……
本田が遠くに投げ捨てたけど、何の描写もなく戻ってきてるバクラの千年リング……
王国編、もうちょっとだけ続く。
「やったぁ!遊戯が勝った!!でも、いなくなったペガサスを捜さなきゃ!
え?ペガサスが何者かに襲われた!?おじいさん達の魂は、ちゃんと元に戻るのかしら?
彼の部屋に残されていた日記には、千年眼の秘密とペガサスの意外な過去が。
次回、『キング・オブ・デュエリスト』。デュエルスタンバイ!」
ペガサスを襲った何者か、いったい何バクラなんだ……