私たちがピアノを習っていた子供時代、


先生はとても厳しかったし、

今のように楽しい教材でもなかったですが、


黙々と練習していたことを覚えています。

(楽しんでいたかは、ギモン。。 (;^ω^A )


親もピアノを買ったんだから…と必死でした。



でも今は、キーボード電気ピアノの普及のお蔭で
以前より敷居が低く、


より多くの人達が、
気軽にピアノを習えるようになりました。


ご父兄のお考えも、


 将来音楽家に!


というよりは、


趣味としてピアノが弾けて、
心豊かな人になってほしい、


という方の方が、ダンゼン多いです。



よって、私が昔習っていたような指導法では、
子供達とも親とも合わないので、


時代に合わせて、一人一人に対応した
レッスン方法が必要です。


基礎はしっかり身につけつつ


一つ一つのステップの
ハードルの高さの差が出来るだけ小さく
楽に乗り越えられるよう、


工夫することが大切だと思います。


お教室では、子供達のやる気をだすための
ごほうび作戦として、


マイル


というものを作っています。



パソコンで、1, 5, 10, 50, 100マイルのお札を作って
印刷したものです。


子供が練習してきた回数や、曲が仕上がった時など、
その時に応じてポイント(マイル)をあげます。


そして、子供たちは、スマイリーバンクという入れ物に
自分のゲットしたポイント(マイル)を貯めていくのです。



そして……50マイル、100マイル、200マイル、、と
たまったら、

シールやケシゴム、鉛筆などの品と交換できます。



これが、子供たちは大好き!



もちろん、大人もごほうびはうれしいですよね。

子供は元来、


”学びたい” ”できるようになりたい”


という気持ちをみんな持っていますから。



これは、その気持ちをちょっぴり強くするためのものです。



また、自宅で練習してこない場合は、
私がその子からマイルをゲットする(取り上げる)ので、


その子は、レッスン内でマイルをゲットする(取り返す)よう、
必死にやってくれます。

「先生!今日のレッスン何するの?」


私のお教室では、こんな言葉から始まる生徒さんがいます。


理想は、

毎日自宅ですべてのテキスト曲をしっかり練習して、
譜読みはできていて、
レッスンでは、細かいところや表現などをアドバイスして、


一緒に曲を完成させていくことですが。。。。


今の子供たちの多くは、とても忙しい!!



すべての曜日に習い事をしている子もいます。


練習しなきゃいけないことは、わかってるけど、
学校の宿題もいっぱいあるし、
お友達とも遊びたいし、、、


なかなかできないというのが現実のようです。



それでも、音楽大好き!ピアノ大好き!な子は、たくさんいます。



私は、ずっと生徒さんが

どうやったら練習してこれるかばかり
考えていましたが(今ももちろん考えています)、


ある男の子との出会いから、



「家で練習できていなくても、

レッスンが楽しみに来てくれているのだから


レッスンの45分間、いろんな音楽にみっちり触れて、


少しずつでも

音楽を楽しめるための力を

つけることができるように


レッスンしよう!!」



と決めたのです。




その男の子とは、

小学二年生の時に、自ら


「ピアノをやりたい!」と


始めた現在中学三年の男の子です。


ピアノの進歩と言えば、、、


年に2~3曲で、亀の歩みですが、

今もとても音楽、ピアノが大好きです。


レッスンを始めた頃から、お母様が


「週に1回のレッスンで、
音楽に触れられたら、それでいいです。」


という大らかなお考えで、

今もご自宅の楽器はキーボード。


しかも!


発表会の曲の練習時(約3ヶ月)以外は、
屋根裏に片づけるという徹底ぶり!



小学生の頃、その子は、


音符カードを速く読めるよう、

私と勝負していたので、

音符カードを読む練習だけは、
家でやってきていました。


また、歌う時、音程がなかなかとれないので、
レッスンでは、よくも取り入れました。



すると。。 今になって


ピアノを弾くのは、
元来の骨格もあるのか指が固くて、

表現豊かに弾く!
というのは、難しいのですが、


ソルフェージュはたくさんやり、

音符はよく読めるので、


初見は得意!


今のアニメやゲームの曲を弾きたい!


と言って、
次々に持ってきます。


メロディーぐらいはよく知っている曲だし、

初見で何とか弾けます。


左手はコード伴奏付けしてます。


そんな曲が弾けた時、
彼はとても目をキラキラさせてうれしそうです。



バッハ、ベートーヴェンなどの名曲はほとんどやらず、


こんなのでいいのかナ~と、

悩んでいた時期もありましたが、


本人が今も楽しんでいる様子を見ると、
本人とご家庭が納得して楽しんでくれればOK!かな、


と思います。




この男の子のように、


大らかな家庭のもと、
のびのびと楽しめるようになった子もいれば、


レッスンに来る前に、練習していないことを
お母さんに怒られたのでしょうか?


どーーーーーんよりと来て、


何にもやる気が出ない子もいます。


そんな時は、レッスンどころではありません。


いろんなお話をして、テンションを上げられるよう、
私も魔法の言葉をかけられるよう、四苦八苦します。


そして、やはり

子供はレッスンに来てくれたのだから、
家ではできなかった曲を少しでも弾けるようになって
ニコニコ顔で帰ってほしいと思っています。



”毎日きちんと練習してくる子”


”好きな曲だけ練習する子”


”レッスンの前日だけ練習する子”


”倦怠期が長く、練習もやってこない、あまりやる気のない子”


など、本当にいろ~んな子がいます。



どの子にとってもレッスンは、週一回45分



成長期の子供たちにとって、

その貴重な時間をできる限り
ワクワクした時間を共に過ごせるよう、


今日も私は、一人一人を思い浮かべながら、


今日はどんな言葉がけをしょうか…?


ソルフェージュは何を使おうか…?


とレッスンまでの時間、頭をフル回転させるのです。