「先生!今日のレッスン何するの?」
私のお教室では、こんな言葉から始まる生徒さんがいます。
理想は、
毎日自宅ですべてのテキスト曲をしっかり練習して、
譜読みはできていて、
レッスンでは、細かいところや表現などをアドバイスして、
一緒に曲を完成させていくことですが。。。。
今の子供たちの多くは、とても忙しい!!
すべての曜日に習い事をしている子もいます。
練習しなきゃいけないことは、わかってるけど、
学校の宿題もいっぱいあるし、
お友達とも遊びたいし、、、
なかなかできないというのが現実のようです。
それでも、音楽大好き!ピアノ大好き!な子は、たくさんいます。
私は、ずっと生徒さんが
どうやったら練習してこれるかばかり
考えていましたが(今ももちろん考えています)、
ある男の子との出会いから、
「家で練習できていなくても、
レッスンが楽しみに来てくれているのだから
レッスンの45分間、いろんな音楽にみっちり触れて、
少しずつでも
音楽を楽しめるための力を
つけることができるように
レッスンしよう!!」
と決めたのです。
その男の子とは、
小学二年生の時に、自ら
「ピアノをやりたい!」と
始めた現在中学三年の男の子です。
ピアノの進歩と言えば、、、
年に2~3曲で、亀の歩みですが、
今もとても音楽、ピアノが大好きです。
レッスンを始めた頃から、お母様が
「週に1回のレッスンで、
音楽に触れられたら、それでいいです。」
という大らかなお考えで、
今もご自宅の楽器はキーボード。
しかも!
発表会の曲の練習時(約3ヶ月)以外は、
屋根裏に片づけるという徹底ぶり!
小学生の頃、その子は、
音符カードを速く読めるよう、
私と勝負していたので、
音符カードを読む練習だけは、
家でやってきていました。
また、歌う時、音程がなかなかとれないので、
レッスンでは、よく歌も取り入れました。
すると。。 今になって
ピアノを弾くのは、
元来の骨格もあるのか指が固くて、
表現豊かに弾く!
というのは、難しいのですが、
ソルフェージュはたくさんやり、
音符はよく読めるので、
初見は得意!
今のアニメやゲームの曲を弾きたい!
と言って、
次々に持ってきます。
メロディーぐらいはよく知っている曲だし、
初見で何とか弾けます。
左手はコードで伴奏付けしてます。
そんな曲が弾けた時、
彼はとても目をキラキラさせてうれしそうです。
バッハ、ベートーヴェンなどの名曲はほとんどやらず、
こんなのでいいのかナ~と、
悩んでいた時期もありましたが、
本人が今も楽しんでいる様子を見ると、
本人とご家庭が納得して楽しんでくれればOK!かな、
と思います。
この男の子のように、
大らかな家庭のもと、
のびのびと楽しめるようになった子もいれば、
レッスンに来る前に、練習していないことを
お母さんに怒られたのでしょうか?
どーーーーーんよりと来て、
何にもやる気が出ない子もいます。
そんな時は、レッスンどころではありません。
いろんなお話をして、テンションを上げられるよう、
私も魔法の言葉をかけられるよう、四苦八苦します。
そして、やはり
子供はレッスンに来てくれたのだから、
家ではできなかった曲を少しでも弾けるようになって
ニコニコ顔で帰ってほしいと思っています。
”毎日きちんと練習してくる子”
”好きな曲だけ練習する子”
”レッスンの前日だけ練習する子”
”倦怠期が長く、練習もやってこない、あまりやる気のない子”
など、本当にいろ~んな子がいます。
どの子にとってもレッスンは、週一回45分
成長期の子供たちにとって、
その貴重な時間をできる限り
ワクワクした時間を共に過ごせるよう、
今日も私は、一人一人を思い浮かべながら、
今日はどんな言葉がけをしょうか…?
ソルフェージュは何を使おうか…?
とレッスンまでの時間、頭をフル回転させるのです。