第024話 ひゃっこくて
富士山(ふじやま)という山の正式登場、ゆきのの母・かがみさんの活躍(?)する話。
また、たかたかがかつて西のぬしの座をかけて戦ったエピが聞き出せる話でもある。
行人としては目上の人に対しちゃん付けは出来ないようだが、かがみちゃんと呼ばないとくまく
まを投げつけ下敷きにする。大人ぶって実は泣き虫なゆきのに対し、いつも子供ぶってキレやす
いというかがみさんは確かに、ちづるさん以上の衝撃を受けるだろう。
その行人は、寝惚けて水瓶をオフロだと思っててずっとつかってて風邪引いたすずに対し、長老
のおことが見ててくれる間に氷のうに使う氷に取りに来たというのだが、ゆきのと見に行くと氷は
スッカラカン。くまくまとかがみさんがかき氷にして食ってしまったというので、その富士山(ふじや
ま)へ氷を取りに行く羽目に。にも関わらず、かがみさんは連れて行けとゴネた挙句、「連れてか
ねーと行人ちゃんにゆきのの恥ずかしい過去全部バラす」と脅した挙句、頂上で雪合戦とはしゃ
ぐ始末。行人は「母親がこんなに子供っぽいんじゃねー」と手の平上げると、「すずちゃんとはどこ
までイッたのかなぁ~~」と挑発してくる。しかも「一つ屋根の下でなぁ~んにもしてないワケない
じゃな~い」とか言って「たとえばぁ~~
」と行人の耳に何やら吹き込み、その行人に鼻血芸
05回目を披露させるという…。
「あらあら~ん。この程度でのぼせるなんて行人ちゃんの方がお子ちゃまかしら~ん」
「は はい……。ボクが悪かったです………」
頂上では、本当に雪合戦を始めるかがみさん。頂上までいかなくても、途中で取れば良かった
んじゃ……と言うと、ゆきのからも雪合戦で突っ込まれる始末。そして下る途中、先頭の行人が
石に足を引っかけた弾みでゴロゴロと一気に転がり山下へ。更に、山下から早く戻らなきゃならん
時に「いや~んヤケるわねぇ~行人ちゃん、すずちゃんのためなら火の中水の中~~」「じゃあ
ゆきのが風邪ひいてもがんばってくれるー」とチャカしてくるゆきの&かがみ親子であった。
苦労して日帰りで戻ってくると、おことが「今までどこほっつき歩いとったんじゃ」の一言とともに
すずは全快しているというオチだった。引き換えに、疲れで行人が風邪で、かがみさんが腹痛で
寝込んだという…。
鼻血回数 01回
01巻目累計 11回
02巻目累計 11回
03巻目累計 05回
04巻目累計 05回
おまけ
梅梅と河童の遠野さんが島に流れ着いた当時の話。北と東の森の境目のあたりで、二人は別
れてしまったということだが。梅梅はワケの分からない巨大動物に追われ、何とかまくが北の森
の方面へ。遠野さんは、食人花をエサにしてしまいながら不思議動物のツチノコを見かけ東の森
へ進むという…。
鼻血芸 01巻記録 11回
02巻記録 11回
03巻記録 05回
04巻記録 05回
通算 32回