私が欲しかったもの




「会いたい」


たった一言。


その言葉で満足してしまって
会いたい気持ちは
どこかに行ってしまった。


会うことよりも
会いたいと言われること。


私の心がちっぽけすぎたのか
そう笑えてしまったけれど

そうじゃない。


私の心の中を占める
彼の存在が


いつの間にか
ちっぽけになってたんだ。


考えない日は無いくらい
考えない時は無いくらい
大好きな大好きな人だった。


でも…。




時は無情なり。


うん。良い傾向グッド!



結局私は


越えられないのかな…



越えるとか
越えられないとか


そう思う時点で
比べてる?


壁は感じるもの?


自ら作るもの?





どうしてるかな
元気にしてるかな?

なんて思ってたら
夢の中で再会した。


どうせなら
元気でいてほしい。

私なんかいなくても
大丈夫だって顔しててほしい。

でも少しくらいは
後悔もしてほしい。


私って
やっぱりワガママ。


夢がリアルすぎて
今お付き合いしてる彼に勝手に罪悪感…

浮気してもないのに
次会ったら妙に優しくしてしまいそう…笑


私は知ってんだ。
浮気すると本命を大事に扱うことくらい。笑

あの頃は必死だった。
浮気してる人やしたことのある人に実態調査。

でも返ってくる言葉はいつも同じ。

「帰る港と
立ち寄る港は違う」

なるほど
私は立ち寄り港にしかなれなかったわけだ。

「行ってらっしゃい」は言えても

「おかえりなさい」は言えない。




夢の中で
彼が遠くから私に
小さく手を振った。


私の手は
今お付き合いしてる彼に繋がれてて
振り返すことができなかった。


だから思ったんだ。

「行ってらっしゃい」って。


彼の顔は
どこか寂しげだった。