体調を崩した友人お見舞いに

行ってきた




痩せた上半身に反比例して

はち切れそうに浮腫んだ足




体中に繋がれた管

聞き取りにくいかすれた声




健康であること

美味しく食べられること

朝まで眠れること

明日を無事迎えられるか心配しないこと

そして命





なにもかも

「同じように明日もできる」とは

限らないんだと

改めて思い知る。





私は看護師として20年以上

人の命と向き合ってきたはずなのに

やっぱり腹には落ちていなかったんだ




いつまでもいつまでも

持っていられると

そんなにすぐには「そのとき」は

こないと

心のどこかで思っているんだ





自分の命も

大切な人の命も

分け隔てなく限りがあるということ





心でからだで思い知ったこの感覚を

しっかり刻みつけて

子どもたちや自分の大切な人に

伝えなくちゃ





わからなくても

また忘れても

今はピンとこなくても

言い続けなくちゃ




自分で感じたこと

心にに響いたこと

自分のなかだけで納得したり

消化したりするのは

もうやめたい




私の大切な人たちに

伝えていきたい

そのために

自分のこの有限の時間を使いたい





明日かもしれない

1年後かもしれない

30年後かもしれない

「そのとき」を





どう迎えたいか

どんな顔で

どんな気持ちで





何を遺していきたいか

だれに

なにを






あなたと話したい

私と話したいあなたと







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読書会やります。今回は、ガヤはお断りですチュー