やばい女
コウが中1のときのお話です。
の続きです。
最初からはこちら。
【登場人物】
●吉田先生:小学校支援級の主任の女性教師。厳しくも愛がある先生。
●翔くん:コウの4才下。うまく喋れないタイプの男の子。
●翔子さん:翔くんの母。
●ユウくん:コウの1才下。コウとよく似たタイプの自閉の子。
●優子さん:ユウくんのお母さん。
第2章【第5話】
声をかけてくれたのは、
コウの1才下のユウくんのお母さんの
優子さん。
優子さんと話すのはこの時が初めてでした。
でもコウとユウくんは、
タイプや好きなものや特性がとてもよく似てて
2人は超仲良し。
しかも転校前から放デイが一緒で、
コウがすんなり転校先に馴染めたのは
ユウくんのおかげでもあります。
そして優子さんに関しては、
放デイのスタッフさんが、
『ユウくんのお母さんと谷さん、気が合うと思うよ
』
とずっと言ってくれていました。
前の学校で保護者付き合いが
うまく出来なかった私が
転校先でもうまくやっていけるか
不安だったのを、
気遣ってくれたんだと思います。
なのでずっと優子さんに会いたいな…
と思っていたのですが、
コロナや冬子さんの壁があり、
会わずに卒業してしまいました。
なのでこの時声をかけてくれたのは、
私にとっても願ってもないチャンス。
『はい、谷です
お会いしたいと思ってたんです!はじめまして
』
『こちらこそいつもユウがお世話になってます!
いつも家でコウくんコウくんって。
あ、中学もコウくんと同じとこ行きます
』
『えーほんとですか?!嬉しいー
』
スタッフさんが言ってた通り、
私達は初対面で意気投合。
なんで今まで会わなかったんだ?
というくらい、楽しく話しました。
…そう。
彼女を忘れて
優子さんは『あ、そうそう』と言って、
私にあるものを手渡しました。
『これ良かったら、書いてもらえませんか?
書き終わったら私に連絡くれてもいいですし、真美ちゃんが近所だって聞いてるんで、真美ちゃんに渡してくれてもいいですから
』
渡されたのは、
はがき大の厚紙が入った封筒とメモ用紙。
これは一体何なのか…?
続きます。




