の続きです。
ここからはコウの自立について
書いていこうと思います。
学力はもう学校と公文で
出来るとこまでやっていくしかない。
でも学力が無い分、
自分の事は自分で
できるようにしていくことや、
家事は手伝えるようにしよう。
これは夫と私で共通の目標でした。
学校を卒業してしまえば、
学力よりそういうスキルのほうが
コウには求められると思います。
なので家事を何度も何度も
教え込みました。
自分が楽したいのもありますが…![]()
それと同時に、
ご近所さんへのある程度の理解を
求めることも必要になってきます。
例えば挨拶。
普通の中学生ならぼそっと
『おはようございまーす』
と言うだけか、むしろ
挨拶しない子も多いですよね。
でもコウは学校で教え込まれて
ルーティンになってるので、
その場に合わない声量で
『おはようございまーす!
』
と挨拶します。
それでも変な目で見ないでやってほしい。
できることなら挨拶を返してあげてほしい。
そういう思いから、
私は引っ越しの挨拶と同時に
コウの障害の事はオープンに
ご近所さんに伝えてきました。
『知的障害があり、ご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いします』
我が家は分譲地。
ほぼ同時期にみんな家を建て、
引っ越してきています。
なのでコウの障害を伝えることは
それほど難しくなかったし、
現に今、
お向かいのお子さんがいないご夫婦も
『おはよう。今日も元気だね』
と返してくれます。
ですが。
ここからはちょっとヤバい
隣人の話。
コウの自立もようを書いていくうえで
不可欠になってくるので、
番外編になりますがお付き合いください![]()
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我が家がここに引っ越してきたのは
4年前。
全部で約30区画の分譲地です。
その区画のうち、
3区画東西に並んでいるところがあり、
我が家はその中央を購入して
家を建てました。
本当はどちらか端がよかったのですが、
もう買い手がついていて
中央しか空いてなかったんです。
分譲地は家が建つのもほぼ同時期。
我が家が完成した頃には
周りもどんどん家が建っていました。
ですが、
先に買われていたはずの我が家の
西隣だけは、
いつまで経っても更地のまま。
たまたま土地の販売業者が
家が建ったときに挨拶に来たのですが、
その時にさらっと言っていました。
『たぶん西側はしばらく建たないと思うので、しばらくは日当たりが良いと思いますよ
』
あ、そうなんですか。
西日が日当たりがよくても…
と思いながら、
『土地だけ持っておくとかですか?』
と聞きました。
よく息子や娘が家を建てるときの為に、
土地だけ購入しておく親とかもいますし。
すると業者さんは。
『なんか、“こだわってこだわって建てたい”って言ってたんですよ。
だから打ち合わせにかなり時間がかかってるんだと思います
』
あー、そんなこともあるのね…。
私は賃貸の家賃と土地のローンが
同時に支払いが来るのは
なるべく避けたかったので、
早く引っ越したかった派ですが、
そういう余裕がある人はいいなぁ…![]()
その時にはそう思っていました。
今思えばそれも、
ちょっと変わった人だという
兆候だったのかもしれません。
その土地に動きがあったのは、
我が家が引っ越してきてから
1年半後の事でした。
…続きます。
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