お久しぶりになってしまいました
ようやくインフルから完全復活しました
いやー…もう若くないですね。笑。
結局熱が10日ほど続き、
咳と鼻水は2週間続きました
の続きです。
放デイのスタッフ、檜村さんは
『グレーの子こそ教育と福祉が手を取り合わなければいけないのに』
と話し、こんなことを言いました。
『谷さん、インクルーシブ教育ってご存じですか?』
初めて聞く言葉でした。
ですが教育や福祉に携わる人間なら
知ってて当然だそうです。
簡単に言うと、
障害のある子も無い子も同じ場でともに学びましょう!
ということみたいです。
障害のある子がいることによって、
健常の子が普段遊んでる遊びを
その子も一緒に遊べるように考えるようになる…
など、良い点もあるみたいですが。
『私はこれに、賛成!というわけではないんですが』
と檜村さんは言いました。
『ですが、シュウくんの担任のような輩には言いたい!!
“インクルーシブ教育分かってるんですか?!”って
』

私も話を聞いて、
大賛成というわけではありませんでした。
障害があっても…響きは良いですが、
自閉症や発達障害は
一概に症状が決まってるわけではありません。
突発的に暴れるような子や、
幼少期のコウのようにこだわりが強い子まで
何でもかんでもインクルーシブ!とは
いかないと思うんです。
ただシュウに関しては…

扱いが面倒な子は支援級へ
という杉田先生の腹の中が見えすぎて、
そこは仕分けし過ぎじゃないの?
と思ってしまいます。
ましてや檜村さんからしたら、
仕分けされた子を受け取る
側の人間です。
この子は声かけ次第で成長できるのに…。
檜村さんはシュウを見て
そう思ってくれていたようです。
檜村さんの教育に関する思いはすごく分かる。
熱意をもっていることも、本当にありがたい。
でもこの件は、
私は学校に何も申し立てませんでした。
そして檜村さんにも、
その意向を伝えました。
『谷さん、いいんですか?!
私はランドセルに貼り紙をされたシュウくんを見て、本当に腹が立ちました!
谷さんが言わないと、あの先生はつけあがりますよ?!』
そう。
檜村さんの言う通り。
あの先生は私が何も言わなければ、
もっとひどいことをするかもしれない。
檜村さんが腹が立ったという事は、
シュウに愛情を持ってくれているという事だし、
それも本当にありがたい。
でも。
『檜村さん、シュウは放デイに本当に楽しそうに通ってるんです。
学校が嫌だと言ってた時期も、“放デイは行く”と言ってたくらいです』
最近シュウは周りの友達に、
『オレ、〇〇(放デイの名前)でプログラミングしてるんだ
』

『違う学校の子とも仲良くなったんだ
』

と話していて、他の子から
『シュウくんいいなぁー!そこどこ??』
と私が聞かれることもしばしば。
『いつかはデイがどういう所なのか、どうして通っているのか、シュウも周りの子も気づく時が来ると思います。
それでもシュウには胸を張ってほしいと思うんです』
そして。
『だから檜村さんにも胸を張ってほしいです。
檜村さんから見ておかしい事は、あの先生に直接言ってもらって良いし、そのことで先生が私に何か言ってきたら、全力で応戦しますから
』

檜村さんは涙ぐんでいました。
それから数ヶ月。
檜村さんは立派に杉田先生と戦っています

続きます。