の続きです。
放デイのスタッフさんから
“夏休み明けから、落ち着く子とさらに荒れる子の2パターンに分かれる”
と聞いていたので、
シュウが落ち着きだしてからは
シュウはこのパターンだったか
と思っていた私。
ですが、
その認識が間違っていた
ということが、
最近分かりました。
きっかけは9月くらいに
シュウが言った言葉でした。
放デイから帰ってきたシュウは、
家で残りの仕事をしていた私に
『ねぇママ!聞いて!
ちょっとだけおしごと休んで聞いて!
これ見て!!』
とテンション高めに言ってきました。
何事かと思いシュウを見ると、
『学校でくばられた』
と言ってランドセルから
1冊のノートを取り出しました。
『かんじれんしゅうちょうだよ!』
…へ、へぇー
ノートにまんま
“かんじれんしゅうちょう”
と書いてあったので、
それが何かは分かったのですが、
なんでそれでシュウが嬉しそうなのか
さっぱり分かりませんでした。
ですが。
『おれ今日から、大人のしゅくだいやるんだよ』
大人の…宿題?
9月頃から漢字を学び始め、
宿題でも出るようになったのを、
シュウは大人の宿題と言いました。
『なんで大人の宿題なの?』
『だってさぁ…』
その言い方に笑っちゃう一方で、
あれ?と思いました。
今まで出ていた宿題は、
点つなぎ
めいろ
多いほうに〇をつけよう
という簡単なもの。
シュウだけじゃなく、
クラスみんな同じ宿題でした。
それをシュウは
『やりたくなーい』
と言ってぐにゃぐにゃ書いたり
〇だと言ってるのに塗りつぶしてました。
私も杉田先生も、
出来ないから
やりたくないのかと思ってたけど、
出来ない
≠
やりたくない
なのか…?
シュウはよほど漢字の宿題が出るのが
嬉しいのか、
ペラペラと語りだしました。
『ほいくえんのとき、〇〇先生が
“小学校は勉強するところですよ”って言ってたんだよ
なのにぜんぜん勉強やらないから、
思ってたのとちがーう!って、がっかりしてたんだよね』
そして漢字ノートを私に見せながら、
嬉しそうに
『1年生ってかんじじゃなーい?!』
と笑いました。
あー…
そういうこと?
どうやら私は、
シュウを勘違いして見ていたようです。
当然、上手く出来なくて
ひねくれてた部分も多少はあるのですが、
本音はちゃんとした
勉強がしたかったみたいです。
早く大人になりたいんですね…
シュウは夏休み明けに落ち着いた
かに見えましたが、
学校のほうが本格化
したから、
シュウがしっかり取り組むようになった
という部分のほうが
大きいように思えます。
ついこないだ、杉田先生は
『シュウくん最近は感情のコントロールが上手になってきてますー』
と言ってきましたが、
そういう事じゃない…というのは
もう言っても分からないと思うので、
『ソウデスネ、ハハハー』
と棒読みで返してます
シュウの入学編、そろそろラストです!