中学23

【谷家の自己紹介】

コウ：心優しい自閉症の支援級6年生

（知的障害あり）

シュウ：負けず嫌いの保育園年長児

（軽度発達遅延）

私：毎日ぐったりの営業職ワーママ（38）

夫：かつて問題だらけだった世帯主（50）

不定期ですが日常を更新しています。

読んでいただけたら嬉しいです

『中学22』

の続きです。

卒業式直前まで担任の丸山先生に

がっつり叱られたコウ。

式の途中でふざけないか？

じっとしていられないんじゃないか？

不安と心配が残る中、

小学校最後の日を迎えます。

私たちが住む自治体では、

小学校の卒業式は

中学校の制服を着て参加する

というしきたりがあります。

卒業式当日、

慣れないながらもなんとか着たコウを見て、

式の前からすでに

こみ上げてくるものがありました

『ベルトが難しい』

『ワイシャツの一番上のボタンができない』

と苦戦していましたが、

6年前はそんな服を着ることすら

嫌がって泣いていたので…。

本番ではちゃんとまっすぐ前を向いて

通常級のみんなと入場し、

1時間超の長丁場を無事やり遂げました。

卒業証書授与も大きな声で

『はい！』

と返事をし、キレイにお辞儀が出来ました。

思えば入園式も、卒園式も、入学式も。

式に最初から参加することが

出来なかったコウ。

大泣きして会場に入れなかったり、

落ち着きがなくて昇降口で遊んでたり。

みんなと一緒に歩くという

ただそれだけのことが、

この子はなんで出来ないんだろう？

なんで他の子は出来てるんだろう？

入学してからもそう思ったことは

何度もありました。

それが６年後、

こんな姿を見れるとは

卒業式も終え、

丸山先生や吉田先生とも

涙のお別れをしながら、感謝を伝えました。

でも一番感謝しているのは、

５年生のときの担任、

星先生です。

星先生はご自身のお子さんも卒業式のため、当日は欠席でした。

星先生がコウを諦めなかったから、

私も諦めずにここまで来れたんですから

ちなみに前の学校でなつみちゃん問題があった

2年生の時の担任、大谷先生。

去年の4月にこの学校に偶然異動してきた大谷先生も

コウの晴れ姿を見て泣いていました。

『力不足でごめんなさい。あの時コウくんを助けてやれなくてごめんなさい』

そう私達に言ってきましたが、

できれば晴れの日にそんなことは

言ってほしくなかったです

大谷先生の気持ちも分からなくもないし、

確かにあの時は大谷先生に対して

悪い感情しか持てませんでしたが。

それはそれ、今は今だし。

許したわけじゃないけど、

許してないわけでもないし。

笑って見送ってほしかったな…。

そんなわけで、

最後の最後まで色々あった卒業式ですが、

無事終えました

読んでくださった皆さんの中には、

コウが小さいときから読んでくれて

応援してくれた方もいます。

ここまでコウと私に寄り添ってくれて、

本当にありがとうございました

いよいよ中学生になるコウですが、

まだまだ書くネタは尽きません。

今後ともコウを、

どうぞよろしくお願いいたします。

Pick Item

【トップライナー　ペンケース　合皮タイプ 】 　筆箱　／ レイメイ　筆入れ ／*メール便不可　FSB122

中学生になるコウの筆箱は

もう小学生のようなんじゃダメだよな…

でもまだシャープペンは使えないし…

と思ってたらいいのを見つけました

ぐるっとファスナーが付いてるので、

開けると今の筆箱と同じように使えます

でも見た目は合皮の

大人っぽいデザインなので、

コウにぴったりなんです！

コウにはブラックを購入しました