今回5ヶ所の放デイを見学し、
電話はそれ以上かけました。
今回の事情を話すと大体どこでも
『えっ
』

と驚かれました。
中でも事業所Dの藤山直美(似の代表)。
『それはダメよ、違法よ?!
訴えた方がいいよ!!』
と、私が訴えられてるのか?
くらいの勢いで言われました

放デイが移行先をちゃんと用意せずに
閉鎖するのは、法的にアウトなんだそうです。
まぁ、そりゃそうだわなぁ…。
でも、訴えるなんてどこに?
まさか今までコウの事を思って
頑張ってくれた大島さんを訴えるなんて、
私には出来ません。
本社を訴えるにしても、
どうやって訴えたらいいのか
その手段が私には分かりません。
そもそも代わりの放デイを探すのに
いっぱいいっぱいで、
そんな時間は私にはありませんでした。
そしてこれは、
一番最初に見学した放デイAの
ムロツヨシ(似の代表)が言ってた事。
『去年の法改正は、本当にひどいものだったんです。
政府はこの法改正で、約25%の事業所が潰れるという試算をしてます』
……え?それって…。
『じゃあ国は…放デイを減らすつもりで法改正したってことですか?!』
『そうですよ。
こんな言い方は失礼ですが…
谷さんのような方が出るのは
政府は想定済みなんです』
ちょっと待ってくださいよ…

政府よ…私、何か悪いことしましたか?
補助金を不正受給してる訳じゃないし、
コウを見れば放デイが必要なのは明らかだし、
働いて税金だって納めてるじゃないですか。
…って言っても関係ないんですが。
私はムロツヨシに聞きました。
『コウが通ってた放デイは、
ちゃんと療育してましたよ?
利用者だって結構いましたし…
正直言って、
なんで閉鎖に追い込まれるのか…』
『利用者は、毎日どれくらいいましたか?』
『えっ?』
地域によって違うのか、
全国一律なのか分かりませんが、
どこの事業所も定員は1日あたり10人。
大島さんのいる放デイはいつも
10人“近く”はいました。
『それじゃあねぇ…
うちも必死で、毎日定員以上受け入れてますよ。
それでやっと経営が成り立つ状態です』
何じゃそりゃ?!
真面目に規則を守ってたら潰れるってこと?
それって
おかしいだろ

今回、本当に色々勉強になりました。
ちなみにムロツヨシの話だと、
高齢者用のデイサービスも同じように
法改正で減少の傾向にあるそうです。
社会保障と言っといて、
やるのはパフォーマンスになる
幼保無償化だけ。
障害児や障害者のようなマイノリティは
考えてもらえないのか…と思いました。
私の個人的な意見ですけどね、
政府も例えば自己負担額を上げるとかでも
良かったんじゃないかな、と思うんです。
補助金を下げるんじゃなく
限度額を引き上げる仕組みを
先にやっても良かったんじゃないのかな
と。
もちろん一利用者として、
利用料が上がるのはキツいです。
でもいきなり放デイが無くなる方が
私にはキツいです…。
しっかりしてくれ、日本
