コウは1歳5ヶ月のとき、

急性咽頭炎で入院したことがあります。

しかも2度。

そのせいか、白衣の人が苦手です。

最近は白衣を着ない小児科も

増えたように思いますが、

あれは私にとっては本当にありがたいです。

今のかかりつけの小児科もやっぱり

お医者さんも看護師さんも

白衣ではありません。


白衣が苦手で何が困ったかというと…



1歳半検診。


大人数の環境も苦手なコウは、

初めての集団検診にビビり、

入口で大泣きえーん

白衣のお医者さんを見て更に大泣きえーんえーん

ペンを持たされ『ぐるぐる書いてみて』

と言われ、

それどころじゃねーよ位の勢いで

もっと大泣きえーんえーんえーん


母子手帳にはデカデカと

“行動面要観察”の文字が。


今思えば“そりゃそうだ”と

笑い話なんですが、

当時の私にはもうそれはそれはショックで、

“なんだこの文字は?”とか、

“勝手にこんな字書くんじゃねーよ”

という怒りすらあったと思います。


この白衣苦手症、

今は若干和らぎました。

というより相手を見て

医者じゃない白衣の人(薬剤師さんとか)

には拒否反応は示さなくなりました。


何がコウを変えてくれたかというと、

小学校の保健の先生。


そう、保健の先生も白衣です。

そして入学したての頃は立て続けに

身体計測や視力や聴力検査、

内科検診や眼科検診など、

嫌でも保健室に行かなければいけません。

いくら支援級の生徒とはいえ、

保健の先生もコウの為だけに

白衣を脱ぎ着したりは出来ませんからね。

ほとんど荒療治です。笑。


そんなこんなで波乱だらけだった1歳半検診。

それでも周りはよく

『2歳前に決めつけるなんてかわいそう』

と言い、姑は

『息子(夫)も言葉は遅かった。

親子なんだから似るもんだ』とむしろ喜び、

その言葉にホッとして

私はまだ動かずにいました。